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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2024/05/17(Fri)02:10

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なぜぼくらのロボットは緊張するのか

2018/07/15(Sun)22:09

 先週、九大工学部機械航空工学科の科目、「創造設計」の発表会に行ってきました。

 この講義はグループワークで、いくつかあるテーマから一つを選び、それに沿うものを自由に作るという授業です。昨今普及してきた創造性教育、あれの一環ですね。

 ただし九大機航では(どこの大学でも?)不要論が根強く、全般に縮小傾向です。
 そしてそんな流れとは関係ないものの、わけあって今季の創造設計は1グループ、3人のみの発表でした。


 テーマは、外部からエネルギーを与えて鉄球を半永久的に循環させるピタゴラスイッチ的装置(ルーブ・ゴールドバーグ・マシン)を作ること。

 作品は道中にろうそくを熱源としたポンポン船を仕込むなど、なかなか意欲的でした。
 当日、直前の調整では動いていたそうなのですが、本番では鉄球が飛び出したりポンポン船が沈んだり(!)……。


 そんな苦労している彼らを見て、かつて似たような目に遭ったことを思い出しました。
 実は私も10年前、この手の授業の発表会で自作のごみ処理機が動かなかったのでした。
(注:最近この手の挑戦をしていないだけで、今でも普通に遭遇しそうな気がしますが。)

 そんなとき、当時の私は「機械も緊張するのだ」と自分に言い聞かせていました。
 そう、手作りの機械は本番に弱いのです。


 でも、なぜ?


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No.604|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

ドルチェ&ガバナー

2018/06/10(Sun)21:14

一日中ストリーミング配信にかじりついて学生ロボコンを観戦していました。(タイトルは無関係です。)
幸いなことに母校も職場も出場しているので、応援し甲斐があります。


……とか言いつつ、全ロボットに声援を送っているのが実態。
長くなりそうなので、以下はつづきにて。



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No.603|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

青き鋼の青熱脆性

2018/02/12(Mon)22:11

 もう亡くなって久しいのですが、和辻春樹博士という造船技術者の随筆が好きでして。



 別の分野の技術者について調べているときに手に取ったものながら、読んでいるうちにすっかりファンになってしまいました。古書が高価でないこともあって、いつの間にか写真の有様に。

 この和辻博士、明治24(1891)年生まれの工学博士で、戦前の大阪商船(現商船三井)で設計部門のトップとして活躍された方です。風土の哲学で有名な和辻哲郎氏とは従兄弟の間柄(※1)。また、ご健在の歌手、ロミ山田氏は和辻博士の姪にあたるようです。

※1)哲郎氏の「自叙伝のこころみ」には春樹氏のことがちょくちょく出てきます。二人のファーストコンタクトでは、幼少の春樹氏が哲郎氏にいきなりビンタを喰らわせたとか。


 科学関係者で随筆と言えば有名どころは寺田寅彦、他には中谷宇吉郎や朝永振一郎といった物理学者のイメージでしたが、昭和10年代には結構色々な分野の研究、技術者が筆を執っていたようです(※2)。和辻春樹博士と著作「船」、「続 船」はその筆頭でした。

※2)九大の数学者、吉岡修一郎は、昭和12年の九大新聞で”研究では厳密な人が科学随筆となると急に手ぬるくなって見ていられない”と酷評していますが。

長いので、以下は続きに。



つづきはこちら

No.602|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

あいつドトールでExcelしよる。

2017/12/03(Sun)21:17

 今年で30年目になるNHKの高専ロボコンをストリーミング配信と生放送で拝見しました。
 ストリーミング配信ってあんなに遅延しているものなんですね。


 それはともかく、優勝の北九州高専"ReVictor"、ロボコン大勝の大分高専"マリンビート"はじめ各賞を受賞された皆さま、おめでとうございます。

 職場で九州地区の高専OBと接する機会が少なくない(同じ居室のドクターさんは北九州高専OB、etc.)ので、アイデア賞の熊本高専熊本キャンパス"蜂部 蜂蔵"(「はちとり はちぞう」と読むそうです)も含め、明るい話題が増えて嬉しいです。

 先が長いので、あとはつづきに。



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No.601|ロボコン観戦Comment(2)Trackback

Shrimp☆Evidence

2017/11/18(Sat)12:53

 先週末から一昨日にかけて、国際学会のために南京に行っていました。

 この会議には、例年日本の機械力学系の研究者が数多く参加します。
 が、南京という場所ゆえか今年の日本からの参加者数は控えめ。職場でも私を含めて3人しか出席しませんでした。まあ、一大学からの国際会議への参加者数と言ったら普通そんなものですか。

 そんな御一行様、他の2人がパスポート申請からスタートという学生だったため、すべての仕事が私に降ってきました。

 ……これは疲れました。なんというか、もう行くだけで手一杯。福岡→南京のルートだったのですが直行便がなく、出発時刻を考慮すると青島経由一択(※)。
 私も初めての中国で、しかも乗り継ぎですから神経質にならざるをえません。もうちょっと旅慣れたら違うんでしょうけどね。
 幸い遅れなどはなく、事前に作っていた旅程表の「万が一」欄は使わずに済みました。

※:事前に東京入りして直行、福岡→上海+高速鉄道といったルートもありましたが、当日に空路で、と思っていたので。今思うと前泊してでも成田経由が気楽だった気がします。

以降は続きに。



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No.600|バイオ研もろもろComment(0)Trackback