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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2024/04/29(Mon)19:58

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夏休み(という季節)なら観光だ!

2015/08/09(Sun)00:01

実家に帰るたびに、

蛙母「どっか観光した?」
蛙「いや。どこにも」
蛙母「もったいない。行けばいいのに」

という会話を続けてきました。


 だが今日、私は観光に行った!

 場所は福岡市東区箱崎にある、九州大学の箱崎キャンパスです。
 まあ、九大は職場でもあるのですが。とはいえ普段伊都キャンパスにいる自分としては、箱崎は新鮮な空間です。

 さてその観光、お目当ては箱崎キャンパスの近代建築物群でした。
 目下、九大はキャンパスの移転が進行中なので、ここの建築物群はそろそろ見納めです。何点かは保存が決まっているそうですが、ほとんど残らないと思うべきでしょう。ですから、建っているうちに是非!ということで見に行きました。

 下手なりに証拠写真は残しておきたかったので、カメラは持っていきました。COOLPIX P340(Nikon)とDMC-3D1(Panasonic)の二つです。
 P340で1枚絵を撮り、DMC-3D1でステレオ写真を撮ろうという算段ですね。
 
 というわけで、せっかくステレオ写真を撮ったので、恥を忍びつつ使っていきたいと思います。

 まずは正門。建築年は不詳です。保存が正式に決まっているのでしばらくは安泰ですが、やっぱり大事なのは門の向こうの景色でしょう。
 
 
 
 次は正門門衛所。大正3年の建築です。当たり前ですが、正門の隣にあります。



 これも保存が決まっています。門や門衛所は古いものが残されやすい気がしますね。シンボリックなわりに邪魔にならない、という実利の側面が大きい気もしますが。

 旧応力研生産研本館。大正14年の建築です。



 ……白飛びしててすみません。
 それはともかく、建物は実に迫力があります。まさに、こういうのを威容というのでしょう。裏に回ると煙突もあって、一種の不気味さも湛えています。

 しかしまあ、この景色は都心では無理ですよねぇ。今の箱崎キャンパスは、さながら江戸東京たてもの園の大学建築バージョンと言ってもいいかもしれません。周りに高い建物のないここは、大正、昭和初期の建物が今でも威容をほしいままにしている素晴らしい場所です。
 
  ただ、この建物は耐震性に問題があるため取り壊されてしまうようです。こういう建物が箱崎には実に多いので、是非今のうちにお越しになって、ご覧になっていただければと。

  実を言うと、私も若干乗り遅れたクチでして、工学部2号館の雄姿を知りません。(私は九大のOBではないもので……。)

 こんなふうに跡地になる前に、と思って、見に行った次第なのでした。

 ちなみに、今日はめちゃくちゃ暑かったです。通勤時と同じワイシャツとスラックスに帽子をかぶった格好でうろうろしたのですが、久しぶりに汗みずくになりました。そんな状態のなか、脳内では”栄冠は君に輝く”がリフレーンしていたりして、実に青春チックな夏の気分。日にも焼けましたし、これで引き籠もり返上ですね。
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No.582|大学探検(九大)Comment(0)Trackback