蛙の末裔の妄創手帖

　この歳になってようやっと腹八分目の有難さに気付きつつある蛙の末裔でございます。

　なによりも食後が軽快。胃袋だけにあらず、上体全体が軽く感じられ、足取りも小気味良くなります。また意識の方も、苦しげな腹部に引っ張られることがなく、あるいは満腹感で薄まることもなく、平明を保てる気がします。
　体感にして二割分の空間には、なけなしの理性が食欲に追い出されず残っている気さえします。

　とか言っといて、明日には暴食しているかもしれないところが学生の若さと言いますか、馬鹿さと言いますか。
　推測ですが、今週は研究をしないで集中講義にかまけていたのでエネルギーを消費しなかったんでしょうね。駄目じゃんか。