[PR]
2025/04/21(Mon)00:43
ポリシーは「ものに優しく」。 人畜無害で善良な変質者を目指します。 って、なにそれ?
2025/04/21(Mon)00:43
2010/11/09(Tue)01:16
とはいえ、アナログ機械式コンピュータにとっては質より量、もとい量こそ質なのです。大きい方がいいし多い方がいい。フーリエ級数展開で、項数が多い方が近似の精度がいいのと一緒ですね。
そういうわけで、機械式フーリエシンセサイザを絶賛製作中です。なにそれ、という感じですが、やっていることは色んな回転数の円運動から正弦波を取り出して全部足すという、それだけのことです。って、やっぱり実物がないとだめですね。makeで展示できるように頑張ります。
ちなみにこのフーリエシンセサイザ、同じ構造でギヤの組み合わせを特殊化したものが潮候推算機と呼ばれて国立科学博物館に展示されています。昨年作った計算機の親玉であるウィルバー・マシンの隣に置いてあるようですので、今年私がフーリエシンセサイザを作れればプチ科博ごっこが出来るという寸法ですな。今度の計算機は幅2m、高さ1.4mなので、いよいよ邪魔者感満点ですが。
ま、私、独活の大木という言葉は嫌いじゃないんで。
昨年はそれほど実感がなかったのですが、これくらいの大きさになってくると費やす構造材、部品の量が半端ではない感じになります。10×10の角パイプの総延長が65m(もっとかも)、オイレスベアリング300個以上、スペーサ類13000円分、などなど。頭がおかしいですね。加工と組み立てを考えるともっとおかしくなりそうだ。
当然相応の材料費になっていまして、皮肉なことに、贅沢さえ言わなければパソコンを一台買えるくらいの費用はかかっています。ちなみに私のそれが出来ることはフーリエ級数合成一択。……比べるもんじゃないんだよ!
日程が厳しいですが、乗り掛かった船、といいますか、もう走り出してしまったマラソンなのでとにかく形にしないと敗北感で死んじゃいます。頑張れよ、自分。頑張るよ。
No.325|バイオ研もろもろ|Comment(0)|Trackback()
URL :