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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2024/05/17(Fri)03:54

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入れ子的にまた量子化

2008/12/21(Sun)23:11

 現在田宮模型のギヤドモータ、3633K36のモータだけを4つ預かっております。部室大掃除で排除された奴ですが、「それ持ってっちゃダメなやつだよ」というのであればお返しに上がりますので、関係各位で突っ込みのある方は私に言ってください。
 「3633微妙だから使わないわ。」
と言うのならば蛙の末裔が私物にします。ちなみにピニオン付きとピニオン無しが2個ずつで、ピニオン付きの個体の1つはピニオンの歯が曲がっています。何にしてもこれは外さないと使いようがありませんね。

 3633というこのモータですが、見た感じ明らかに380や540と違います。そこで前々から話には聞いていたメーカーのHPを拝見。メーカーは相模マイクロです。このメーカー、なかなか数多くOEMを手がけているらしく、WEB上にも”相模マイクロのOEMらしい”という記事が見られます。
 肝心の3633はというと、メーカーHPの製品情報にしっかり登場。ギヤヘッドまでそのままですね。ただし田宮の製品は7.2V用に特性を変えてあるという話がある(この話は割と有名で、実際に定格電圧、回転数など各値が異なっています)のでデータシートを使うことはできませんが、これはいたしかたないところです。また、相模側の記述に「0.49Nmより大きい負荷がかかると破損するおそれがあります」とありますが、田宮のやつはどこまでだったっけかな・・・あとで調べます。

 結局のところドンピシャな資料は得られませんが、割と参考になるところも。例えば、「ご利用にあたって」ページにスラスト荷重とラジアル荷重の目安(許容値)があります。この手のギヤドモータは簡単に実装できるので得てして片持ちで使ってしまいがちですが、そういうときここを思い出すと後で泣かなくて済むかも。



と思ったのですが、この荷重の記述が謎。荷重がなんで[kg・cm]になるんです?kgにfがついていないのはともかくスラスト荷重がモーメントの単位になるのは意味がわからないし、ラジアル荷重の記述は明らかに作用点-支点間の距離を考慮しています。おそらく誤植でしょうね。

 まあきっとだいじょぶよ。
 そんなことより、蛙の末裔としては3633ではなく3626か3628のサイズでOEMすれば良かったんじゃないかと思うんですが。特に3626くらい薄ければ(=短ければ。下2桁がモータ長を表す。)380や540との差別化が明確になってそれなりの需要があった気がするんですけどねえ。消費電流や効率などで380・540にアドバンテージのある(微妙か?)3633ですが、私のようなヘタレ機械系視点では実装時のコンパクトさをもっと強調してほしかったと思うのでありますよ。へ?そこは設計の工夫でスペースを捻出するモンだろう、ですか?はい、確かにおっしゃる通りです、が・・・。
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No.58|小手先の要素技術Comment(0)Trackback()

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