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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2024/05/18(Sat)15:10

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田舎のバスは朧車

2012/06/10(Sun)23:39

 NHKの大学ロボコンを観戦してきました。夏に香港で行われるABUアジア太平洋大会の国内予選になります。
 こういう観戦記録を書くと、文章の中に観客目線的白々しさや見下ろしている感じというのが、意図しないのに現れてしまってつらいのですが、また失礼させていただきます。


 残念ながら、うちの大学は今年は予選敗退となってしまいました。対戦相手がどちらも強かった、というのはもちろんその通りなんですが、アイデア面技術面で敗因を具体化させたいところですよね。また来年、期待しています。もちろん応援にも行きますよ!

 優勝は東京大学”RoboTech”。おめでとうございます。超おめでとうございます。予選でトラブルはありましたが、ほかに焦りそうな場面がほとんどないのは流石です。長岡技術科学大学”長岡技科大吉”との準決勝、金沢工業大学”先駆”との決勝など、ミスの許されない試合を地力勝ちしたのは圧巻というほかありません。大学の練習場と本番会場とは多かれ少なかれ違いがあるわけで、それに合わせ切る調整の技術(あるいは調整しなくても済むようにする技術でしょうか)には毎度感動させられますね。

 個人的には、メンバーが3人しかいないという三重大学”M3RC”(エムキューブアールシー、と読んで3は上付き文字)が印象的でした。そんな少人数で2度「平安大吉(ペンオンダイガ)」(=これが決まると即勝利となる一種のパーフェクト)を決めるロボットを作れるというのはどれだけ精鋭なのかと。負けてしまった準々決勝の試合でも、コレクターロボットがかごを探しながら待ち続けるなど、自律性が高くて見どころの多いロボットたちだったように思います。このコレクターロボットの下段の饅頭を掴むアームはロール軸まわりに回転して高さを稼いでいましたが、この動きも小気味よかったです。惜しむらくは、トークンの扱いに慎重になりすぎたのか、速いはずの手動ロボットで大阪工業大学”ジュラル民”に先行を許したことでしょうか。
 そして、負けた後のインタビューで両手を広げ、(最終学年なので来年はなく)どうしようもありません、と語っておられたのが、私のようなロボコン停年族には強く響きました。デザイン賞と特別賞、本当におめでとうございます。また部員を増やして、今の素敵なロボコン技術を受け継ぎ発展させていかれることを、他大学の者ながら祈っております。


 というわけで、関係者の皆様、本日は有難うございました。
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No.461|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

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