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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/10/01(Wed)18:18

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ティーチャー・イズ・ワイルド

2012/09/22(Sat)01:30

 悔しいですねー、うん、悔しい。
 今日届いた某学会誌に、8月の大会のポスター賞選考結果が載っていました。現地でお褒めの言葉をいただいていたりして結構期待していたのですが、結果は冒頭の通り。

 研究室では「残念」などと言ってお茶を濁しましたが、残念なんて感情はほとんどなくてただ悔しいです。不甲斐ないとか具体的な後悔があるとか、そういうわけでもありません。
 もちろんいくつか至らない点はありましたし、次回はこうしようという方策も浮かびますが、普段よりも胸を張れるくらいにはやったので後悔はないのです。発表の一年以上前から照準を合わせ、過去に各種学会で表彰されたポスターを片っ端から見ては良いところを考え、過去の自分のポスターの悪いところを挙げては潰し……。
 おかげで以前の自分のポスターとは全く違うものができましたし、そもそもポスター作りに対する意識が変わりました。なので過程には良い評価を与えられますが、過程と結果は別のものです。

 高専時代、プレゼンでそれまでの人生をフイにしている私としては、プレゼンで負けること=更生した自分の再否定、だと思っているのでこの結果は憎むべきものです。全力でやってその程度なら、次はもっとやって結果を伴わせなければならない。学生でいるうちに、必ず何か賞をとります。



 とまぁ、後々見返す自分を鼓舞するように書いているわけですが、実際それぐらい叱咤しても罰は当たらないと思うんですよ。自分への戒めのために選んだ夕食の坦々麺のスープ(無論カップ麺です)の味は忘れぬ。
 それにしても、かわさきといいこれといい最近は刺激の強い負けが込んでいて良くないですね。歓声は要らないですが、もうちょっと歓喜が欲しい。
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No.482|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

make組

2012/09/13(Thu)01:00

 テニス好きの助教さんと話している中で、自分が全米オープンのマーディ・フィッシュとニコラス・アルマグロを取り違えて記憶していたことに気づきました。どこかで日本語イメージにでも変換されていたのかな……。
 スポーツ観戦に関しては選手(チーム)名を記憶するところから始めているつもりなのですが、これは情けないですねぇ。

 全然関係ない話ですが、今年の秋は研究室の工作機械がフル稼働しそうです。例によって金欠だとかで、M2さんの機械をなるべく内製する方向に。ってか、金欠なのは3Dプリンタを買うからなんですが、そういうところのお金の使い方は難しいものですよね。まとまったお金が入ると、まとめて使わなければいけない気になると言いますか……。
 外注のときには馴染みの加工業者さんがいらして図面チェックや予算の相談なんかをしていかれるのですが、研究室NCを使うとなるとその業者さんの立場になるような気がしています。いくらまで出せますか?

 加工屋さんが研究機材を受注するときの大変さは以前から想像してはいたのですが、いざそうなってみると自分の立ち位置に悩むものです。”良いものづくりをする”(良いものを作る、とは限らないので。)ことができるように指摘を入れればいいのか。あるいはもっと踏み込んで設計変更を迫るのか。研究で目指すものを知らされている以上は後者が理想でしょうが、どうも私は前者にとどめようとしているような気がします。うん、こうやって干渉を減らそうとする怠惰も世に言うコミュ障の一形態なんでしょうね。

 そんな状況なので、私がNCフライスを使う時間は残るのか、ちょっと危険な感じです。早めにギヤ製作に入らないとNCから追い出されてしまうよ。

No.481|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

Dead Or Experiment

2012/09/01(Sat)22:12

 午後3時半起床というグウタラぶりで研究室には行きませんでしたが、代わりに研究室NCの特性を知る実験の準備をしています。実験回数を減らしたいのは世の習い通りですので、今回はBox&Behnken計画による回帰関数推定を計画中。ただ、Box&Behnken計画って情報が少ないんですよね。WEB上でもそうですが、参考書の類でもごくごくあっさりとしか書かれていません。とりあえず、この計画法の存在を知った参考書(長所しか書かれていない)をもとに計画行列を作ってみました。

 やりはじめると問題に突き当たるもので、現実的な定義域で実験をするために少々アクロバティックな因子を導入してしまいましたが、はたして実験計画法(Design Of Experiment)初心者に扱いきれるのかどうか。といいますか、そもそも応答曲面推定のための計画法をここで使ってよいのかどうかも微妙なところです。疑問を抱えたままですが、まあ大して失うものもないので突っ込んでいきましょう。

No.480|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

修羅の刻参り

2012/08/31(Fri)22:24

 いい仕事をした気がする、などと書いた翌日に徹夜をしているあたり、何が大事かわかっていませんね私は。
 外部に出す資料の締切が今日で、前の晩から急にギヤチェンジして仕上げました。きつかった……。肝心の資料自体の出来ですが、これは模造刀といったところでしょうか。見てくれはそれなりだけれども俄作り、切れ味は期待できないけれども振り回せば切れることもあるかもしれない。うまいこと切れるか刺さるかしてくれることを祈っています。

No.479|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

ぼくのなつやすみとは

2012/08/30(Thu)03:05

 うん。今日はいい仕事をした気がする。
 研究室のNCフライスでPOM、PC、ジュラルミン(A2017)の加工条件を探索していました。結果、POMとPCで先週までの2倍、A2017で1.9倍の加工速度に至りました。特にA2017は切断面の性状も従来より良好です。POMとPCは溶けてワークに残る切り屑が大幅に減りました。

 条件探索はまずWEB上のいくつかの情報から1刃あたりの送りと切削速度を定め、それらを目安にして行いました。熱可塑性樹脂とアルミ合金を扱っているので、両者の数値の関係性も利用しています。もちろん、とても簡易なものですが。


 いや正直な話、面性状と加工速度はトレードオフなんだろうと思っていました。ところが違うんですね。前があまりにいい加減だったこともあって、どっちも改善するという。まじめにやってみるものです。

 欲を言えばPOMとPCについて面性状で評価する場合も追い込んでみたいところですが、それはまたの機会に回しましょう。また、先週挑戦して跳ね返されたUHMWPEの加工条件もおいおい探していきます。

 さて、それで一応加工条件を整理したら次は精度管理なわけですが、こっちはちゃんと頭を使って攻めないと無理そうなんですよね。明日頑張ります。

No.478|バイオ研もろもろComment(0)Trackback