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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/09/30(Tue)13:25

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プレゼンしたい旅行

2012/10/29(Mon)23:09

 5泊6日のプレゼン準備修羅場から帰ってきました。
 自室での作業だけではあまりにも進捗が芳しくないため研究室に作業場を移したものですが、それにしても5日5晩寝食風呂以外はスライドを作り続けるとか何をやっているんだ。

 まあそれだけ難産だったということですけどね。途中まで作っては放り出したスライドをすべて数えると6、70枚にはなったでしょうか。

 どうも今回は、事前に情報を集めたまでは良かったものの、それを整理するのにえらく苦労した印象があります。スライドを作り始める前に言いたいことが決まっているのが個人的なスライド作成の理想ですが、今回はだいぶ外れてしまいました。このあたりの鍛練は先が長そうな気がします。

 もっとも、現実的にはスライド作り自体が思考の整理を促進しているでしょうから、結果間に合ったというだけで十分うまく運んだとも言えるのですが。

 それにしても、こういう状況になると自室と研究室の距離が徒歩5分というのは大貢献。自室を衣装ダンス付銭湯として使えると、研究室滞在時間が飛躍的に増えますね。

 そんなわけで、明日からは本格的?にプレゼンテーションの鍛練に入ります。本気で本気で、後日悔いることの無いように。
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No.488|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

できるはず症候群

2012/10/24(Wed)01:27

 ここ何日間か、抱えているプレゼンテーションの準備を帰宅後の時間で行っています。研究室ではデータ処理をしながら論文を書いている毎日ですから、睡眠時以外はずっと業務時間の風情です。もう慣れましたが。

 件のプレゼンについて考えてみると、これ、自分の研究に直接かかわる話ではないのですが、そこそこボリュームがあるんですよね。発表時間は20分。質疑応答は別。発表時間だけ見ればうちの専攻の修論発表と大差ありません。そりゃ、一朝一夕で準備が終わらないわけですね(←捗っていない)。
 もっとも、一時的には研究と並ぶorそれ以上に重要であると位置づけているものでもありますから、「修論くらい頑張れ」という文句は丁度良い気つけでしょう。

 いやぁもう、この手のことは良い結果が伴わないとダメージが大きいものですので、最大限働いてチャレンジする所存です。そうですよ。頑張りますよ、頑張りますとも。私の冴えない修論なんて目じゃないくらい。

No.487|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

歪座標

2012/10/05(Fri)00:48

 NCフライスの隣で切削油を注しながら論文を書く生活を始めました。NCフライスで作っているのはM2さんたちの実験機器の部品で、いわばそれの留守番をしている形です。もちろん当人たちはほかのマニュアル工作機械のオペレーションで忙しく立ち働いています。大変だ。

 どうやら私は忙しくない側の人員に分類されているようで、一定のリソースをそちらに割くことがほぼ決まっているわけですが、有難いやら腹立たしいやら。とりあえず頼りにされているうちが華だと思うしかありません。夜中まで残ってるといっても遊んでるんじゃないんだよ!

 まったく、お互いのためにもこういう生活は早く終わればいいと思う次第。

No.485|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

時の運騙し

2012/09/27(Thu)03:17

 研究室の修士課程に来年入ってくるのは2人。ほぼずっと修士入学者は3人だったのですが、今年、来年と2人になってしまって寂しい限りです。というか、マンパワー的につらい。日本の大学で研究室を支えているのは主に修士の学生でして、うちの研究室も例外ではありませんから、修士の学生が減ってしまうのはとても都合が悪いんですね。


 それも、よりによって私が援護射撃している(誤射しているかも?)4年生が他研究室に移ってしまうという最悪の展開。当の本人はこのままでの進学を希望していたというから皮肉です。院試の学生振り分けシステムは冷酷すぎるよ。

 この彼が移って行ってしまうせいで、彼の研究は誰かに引き継がれなければいけません。引き継ぎの手伝いはきっと私の仕事なのでしょう。嫌だとは言えませんが、ほんと、なんとかならんのかと思います。 この分では私が進めているテーマの援軍も来ないでしょうし、困ったものです。

No.484|バイオ研もろもろComment(1)Trackback

籠城読書

2012/09/24(Mon)02:45

 飯嶋和一の出星前夜を読み終えました。夏場はほとんど読む暇がなかったので、足かけ5か月ほどはかかった計算でしょうか。

 これで一応、飯嶋和一氏の単行本はすべて読んだことになるのですが、相変わらずの重さです。紙面は文字に埋め尽くされているのに文面は饒舌でなく、読者の手を引くようなサービス精神はほとんど感じられません。むしろ、読んでも読んでも次々に現れる言葉と格闘し続ける感覚。
 それでも、このきつさが病みつきになるんですね。飯嶋氏の作品にはしばしば長い文が出てきますが、そのどれもが明晰さを保っていて理解を誤らせません。普段目にしている論文などでは到底ありえない文体ですが、それらとは別の硬派さをもった文章として記憶に残ります。

 で、この飯嶋氏が連載されていた作品がつい最近完了を見たらしく、そろそろ単行本化じゃないかと楽しみにしている次第です。まぁ、何しろ現行の最新作にあたる出星前夜が2008年で、その前が04年、00年、97年ですからいつになるかはわかりませんが。
 とまれ、この作者の作品をリアルタイムで読めるのは個人的にとても幸せ。
 

No.483|バイオ研もろもろComment(0)Trackback