自分が加工することを前提に設計をしていると、当然ながら加工の難易度が一定水準を超えないように意識することになります。一体化して剛性を上げたい。軽くしたい。小さくしたい。シンプルにしたい。と思っても、使える工作機械と使う工作者の都合で叶わないってこと、多いですよね。ね。
だからですね、加工を外注出来るかもしれない、と聞くとつい夢を詰め込んでしまうわけです。どうにも自重しない。
我ながら、こういう工程で雑念を抑えきれていないところに節度の無さと言いますか、甘さがあります。
原因は加工業者の作業と工賃に関して詳しく把握できていないことだと思われるので、これについては機会を捉えて聞いておく必要が有りそうです。例えば、複雑な部品を一体で作る場合と分割して作る場合、加工用プログラムの複雑さや材料の歩留まり、チャッキングの回数などが工賃にどう影響しているのか。
この辺を突き詰めると業者毎に異なる対応が必要ということになるわけですが、言われてみれば、それって当然のような……。
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