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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/02(Sun)21:06

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オンライン手抜き

2015/02/03(Tue)23:31

 今日は節分でしたね。
 昨年の節分は、恵方を間違えたまま恵方巻きを食べ始め、食べている途中で気付いて驚きの声を上げる、という何をしているのかわからない体たらくでしたので、今年は心の準備をちゃんとしました。

 また、九州に来て初めて知った「かす巻」というお菓子が恵方巻きとして売られていましたので、二日前に興味本位で購入しておきました。

↓これです。


 かす巻はあんこをカステラの生地で巻いたもので、長崎や対馬で知られている菓子なのだとか。見た目が松山の一六タルトに似ていますが、あれより生地が重いです。なんたってカステラですからね。私が買ったものはあんこもどっしりで、生地とあんこの体積比は6:4くらいでした。全体の大きさも写真の通りなので、質量もロールケーキ1本分は優にあります。

 で、これを恵方巻き風に食べるんですか?マジで?


 でも西南西を向いて、他に飲み食いせずに、無言で1本を食べ切りました。去年の私とは違うんですよ。
 ですが……


 これはきつい。


 とても美味しいのですが、とても重いのです。私は普段あんぱんを食べないので、昨年1年分くらいのあんこを食べたのではないかと思うほど。幸せすぎて辛い、というのはこういうときに使うのかもしれません。

 ちなみに、今日はこのために夕食をほとんど食べずに帰宅しました。いやあ、準備万端で助かりました。

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No.574|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

顔をも殴る風の掌

2015/02/01(Sun)21:24

学生時代お世話になったかっぱえびせんへ変わらぬ忠誠を示すため、ロッテリアに行ってきました。


 現在ロッテリアでは、カルビーとのコラボレーションでかっぱえびせんバーガー、ふるポテかっぱえびせん味の2商品を売り出しています。
 今日はどちらも食べました。

 かっぱえびせんバーガーは具の衣にかっぱえびせんが使われているとのこと。ただし、実際に見てみるとと一般的なかっぱえびせんではありません。通常売られているかっぱえびせんより生地が詰まっていて、断面もより四角いものになっていました。かっぱえびせんは煎るときに膨らんでいるそうですが、その膨らみが少ないようなイメージでしょうか。衣として使ったときに具合が良くなるように調整してあるような気もします。

 そんな衣が使われているわけですから、かっぱえびせんバーガーの売りはやはり物理的食感、テクスチャーでしょう。
 咀嚼すると、柔らかい生地(とえび)の中で時折えびせんがザクザクと主張します。一口で摂取できる量に対してえびせんがそれほど多くないので、えびせんは歯列の一部でのみ潰される感じです。コロッケのサクサク感のように、口いっぱいにサクサクした感じが広がるのとはタイプが違います。
 また、衣のえびせんは菓子のかっぱえびせんよりかたいので、かっぱえびせんのテクスチャーを想像していると少し違和感があるかもしれません。

 ただ、菓子のそれよりかたいというだけで、基本的なイメージは似ています。ですから、「かっぱえびせんの衣だと聞いていたのに食べてみたらポテロングみたいなテクスチャーだった」、とか「食べてみたら砕いたプリッツみたいだった」なんてことにはなっていませんでした。

 一方味の方はというと、これはえびバーガーが好きな方には馴染むのではないでしょうか。ここについては多くを語れないのですが、少なくとも不味くはないと思います。また、衣が独特ですので、普通のえびバーガーよりも野性味があります。


 次にふるポテの方ですが、こちらはかっぱえびせんより味が濃いと言いますか、かっぱえびせんの方向性とは少し違う気はしましたね。むしろこれは、カルビーが今売り出している「ロッテリアえびバーガー味」のかっぱえびせんに近い気がします。循環参照っぽいですが……。

 ちなみにこのえびバーガー味かっぱえびせんも今日食べています。ベーシックなかっぱえびせんよりも味付けが濃く、飽きやすくも美味しいスナック菓子ですね。

 というわけで、今日は一日かっぱえびせんでした。そして、また明日から学食中心。なんか健康な響きがしないなぁ。

No.573|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

言海unlimited

2015/01/02(Fri)21:25

 あけましておめでとうございます。

 実家のテレビで箱根駅伝を見ていました。ご存じのとおり今日は往路。青学良かったですね。陸上競技について知っていることは多くないのですが、青学大チームには独特のオープンな雰囲気が漂っていて、いい味が出ているなぁと感じます。監督の人柄なのでしょうか。

 そして明日。東工大OBとしては、東工大初の箱根ランナー、9区の松井選手を全力で応援する所存です。

 一昨年の予選会の後、当時の所属研究室で予選会の記録を見て、「こんな速い人が同じ大学にいるのか」(正確には、「東工大に松井君っていうめちゃくちゃ速い選手がいるんだけど、この松井君って図学にいたあの松井君だよね?」)、「学連選抜が無くなるなんて可哀そうすぎる」、「いや、学連選抜は1年後に復活するらしいからそこでチャンスはある」などと後輩と話したことをよく覚えています。

 そう、うちの研究室の院生は、松井選手の所属していた学類(機械系)で図学や工業力学のTAを担当していたのでした。
 というわけで、私やTA仲間はその頃から松井選手を応援しています。今年の予選会の日には速報を読んで勝手に盛り上がっていました。

 また、東工大生が箱根を走るということについては、陸上競技部部長をされていた宇治橋先生(現名誉教授)が講義中に「箱根路を走る東工大の選手に伴走車から声をかけるのが夢」と話されていたことと絡めずにはいられません。当時は、「まあ、難しいでしょうね」と言い足しておられたわけですが……宇治橋先生!機械宇宙の松井君が9区を走りますよ!

 明日は鳥肌と声援をごちゃまぜにして応援します。思う存分頑張ってください!

No.572|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

陸軍さんのドーナツ@昭和五年を作る(失敗)

2014/11/25(Tue)22:30

 昨日ドーナツを35個揚げたのですが、そのうちの4個は他の31個とは別のレシピで作りました。
 参考にしたレシピは、「炊事専務卒教育参考書 調理概論」のpp.109-110「ドーナツ」です。

国立国会図書館近代デジタルライブラリーへのリンク

 この本は、陸軍糧秣本廠が昭和5年に出版した一種の教科書です。昭和3年に陸軍では炊事専務卒という兵の養成が制度化されていて、その教育課程で使われたようです。

 私自身は昨年のドーナツ・ハイ(ドーナツが食べたくて仕方なくなること)のときに国会図書館で「ドーナツ」と検索してこの資料に出会い、いつか作ってやろうと虎視眈々、機会をうかがってきました。

 しかし。

 この本のレシピ、間違ってるんですよ。

 いや、何か私の推測できていない事情があって実は正しい、ということなのかもしれませんが、まずは分量をご覧ください。
 以下、上記文献より抜粋。

材料(二個分)
小麦粉 七匁
膨シ粉 四匁
砂糖 四匁
食鹽(※) 一匁
卵 二匁
水 一勺
ラード 六匁(内一匁ハ捏ネ込ミ用)

 抜粋ここまで。
 なお、(※)は食塩です。

 一匁は3.75 gですから、小麦粉は26.25 gということになります。ドーナツ2個にそれは少ない気もしますが、問題は膨らし粉。小麦粉の6割近くあります。ちょっと多すぎじゃないでしょうか、ベーキングパウダー。
 ちなみに蛙母も、「それは多過ぎよ」と申しておりました。

 それでもとりあえず、このレシピでやってみました。
 分量は全て上記の2倍。ただし、小麦粉は薄力粉、揚げ用油はラードではなくサラダ油にしています。(捏ね込み用のラードは分量通りです。)

 この教科書には結構詳しく手順が載っており、それに従って作った生地が下図。
 これを、”耳朶ノ硬サニ捏ネタルモノヲ麺棒(丸キ棒)ニテ延シ、”(””内は抜粋)とあります。

 しかし捏ねられません。まだ液状で手に付着するうえに、大量のベーキングパウダーによってシュワシュワに発泡しています。
 少し掬い取って低温の油に入れてみましたが、天かすのように分解して黒い粉になってしまいました。

 というわけでレシピ再現は失敗でした。

 ここからは完全に推測ですが、卵二匁(7.5 g)やラード六匁(22.5 g)という分量指定は、このレシピが元々ドーナツ2個のためのものではないことを示唆しています。特にラードは、揚げ用に五匁を使うとされていますが、たったそれだけのラードでは普通揚げられません。この教科書には沸かしたラードに生地を入れ、浮き上がったら適宜裏返すという記述もありますが、そのためには相当量のラードが必要です。
 おそらく、先に大量に作るレシピがあって、それをドーナツ2個当たりに割ったものなのでしょう。ただ、その過程でいろいろ混乱が起きてしまったのではないでしょうか。


 さて、とにかくこれではどうしようもないので、同量の小麦粉を追加してなんとか形にしました。
 それでも成形がおぼつかなかったので最初は丸ドーナツで。

 やたら焦げるのは私の手際とベーキングパウダーの量と、両方のせいである気がします。

 最後は頑張って、ドーナツらしい形にしてみました。色は揚げパンですが。


 で、お味は?

 ちょー苦い!

 焦げを取り去っても苦かったので、これはベーキングパウダーのせいでしょう。


 ちなみにこれが、一人で作る初めての揚げ物だったんですが……80年以上前のレシピの間違い(とは限らないのですが)を指摘してもなぁ。
 なんとも苦い揚げものデビューになりました。

No.571|バイオ研もろもろComment(2)Trackback

ZORIMUSHI

2014/11/24(Mon)22:02

 飽きるほどドーナツを食べたい、という欲求が毎年1度か2度やってくるように思います。

 そしてこの秋、ついに抗いきれなくなりドーナツ作りに挑戦しました。
 レシピは以下の通りです。

【30個当たり】
薄力粉:900~950 g
水:150ml
卵:約3.5 個
ベーキングパウダー:35 g
砂糖:約160 g
ラード:30 g

 溶かしたラード、卵、砂糖、水を混ぜ、ベーキングパウダーと小麦粉(要するに全部)を入れると下図のようになります。
(しかし一度にやるべきではありませんでした。)


 これを30個の塊に分け、それぞれをドーナツらしい形にします。下の写真はその一部です。
(あと20個あります。)


 低温の油で粛々と揚げます。揚げると膨らみますね。
 

 出来上がり。今回は、この30個と確認用の1個、そして別プロジェクトの4個の合計35個を4時間半で作りました。自室での揚げ調理は初めてで、だいぶ手間取ってしまいました。


 ティータイム。昼食と夕食を兼ねています。


 今日は7個食べました。でもまだ23個もあります!素敵!感激!多幸感!

No.570|バイオ研もろもろComment(2)Trackback