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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/03(Mon)06:47

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蟹のいる町

2014/07/06(Sun)20:39

 大雨の中、クリーニング店に行ったら床にカニがいました。

 甲幅30mm弱。鋏だけ赤く色づいているところを見るとアカテガニでしょうか。ベンケイガニとアカテガニの区別は自信ないですが。

 クリーニング店のおばさんも「あらあら」という様子だったので、カニの方は外に連れ出しました。
 掴んだら挟まれるに違いないので手の上に乗せ、腕の上を這わせたりしながら店外へ。
 記憶を辿る限り、アカテガニを弄ぶのは初めてだったんですが、なんだか虫と戯れるにしては大きい(重い)し、カニのくせに地面(低い方)へ逃げるというわけでもないしで不思議な気分でした。掴むわけにいかないから乗せて運ぶ、というのはザトウムシの扱い方に近いかもしれません。


蛙「いやぁ、カニなんているんですねぇ!」

店のおばさん「側溝から上がってくるみたいで。でもあんな大きいのは珍しいですよ。普段は小さいサワガニばかりですから」
(※このサワガニというのも多分アカテガニやベンケイガニあたりを指しているのだと思われます。)

 ……あれ?店の床にカニがいることもある、っていうのはいいんですか。
 とまれ、海なし県に育った自分にはなかなかエキサイティングな体験でした。


 P.S. カニと(で)遊んだので、帰宅後は腕を念入りに洗いました。

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No.552|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

Singing 異音

2014/06/29(Sun)23:22

 昨日今日と、昨年度まで所属していた研究室の合宿に参加してきました。場所は鎌倉&横浜。二日目の今日は八景島シーパラダイスで遊んできました。

 なんかこの日記だけ見てると自分が九州に住んでいるのが信じられないというか……これで明日からまた普通に月曜日だっていうんだからきついですね(自業自得。)

 幸い天候には恵まれましたので、腕などは随分日に焼けました。シーパラダイスのワンデーパス的なものは腕に巻く紙テープなのですが、その跡がクッキリ残ってしまっています。
 焼けてない方の肌を見ると、これが相当青白くて、いかにもインドア派な感じなんですが、先方の研究室にいる後輩たちも同様に生白かったのできっと問題ないでしょう。(何が。)

 で、ですね。今回分かったのは、絶叫系のアトラクションがとても苦手ということ。要するにチキンなのでした。まぁ案の定というか、大方の予想を裏切らずというか、そんなところではあるのですが。
 いやもうジェットコースターは片目だけ半開きにして顔をしかめているのが精一杯で、フリーフォール系のアトラクションは落下の瞬間から停止の後までずっと目を開けられませんでした。高所恐怖症もあるとは思うのですが、巨大な加速度が作用することにまるで耐えられないんですね。

 しかしまぁ、その方面が得意な人もいるわけでして、例えばジェットコースターで前の席に座った5コ下の後輩は余裕のよっちゃん。後ろで悲惨な顔をしながら手すりにしがみついている私を振り返りつつ、「蛙さんのそんな凄い顔は初めてみました」とかなんとか落下中に言っているわけです。スイマセン敵いませんですはい。私は返事すらできなかったよ……。

 おかげさまで、帰りの電車や飛行機でも、突然加速度が増すんじゃないかと無意識にビビッていました。まったく、気が付いたら踏ん張ってるんだもんなぁ。



 それと、毎年恒例の発表会にも出席しました。残念ながら今年は一位は取れませんでしたが、3週間で組んだパッケージとしては高評価をいただけた方だと思います。
 今までは準備期間の長さ(要するにつぎ込んだリソースの量)によって真の実力(仕事率みたいな)が覆い隠されている節がありましたが、それがなくなればこんなものです。要改善だ。

 もっとも、夢中になれていた数日間(実質)はとてもエキサイティングでした。夢中になっているときはもちろん楽しかったですし、一歩引いて眺めてみた夢中な自分というのも、また自分基準ではポジティブな存在でした。平生、その逆があまりに多いからかもしれませんけどね。

 ちなみに、これまた恒例のタイトルスライドは以下のように。


 それとあれです。今回の大いなる収穫の一つは、私の研究を引き継いだ後輩がプロデューサー歴8年のアイマスファンだったということ。私自身はアイマスに詳しくないですが、仲間にオタクがいるのは心強いものです。
 そう、大学での先輩・同輩・後輩は皆頼れる男たちであり、また広義にはオタクと呼んで良いこだわり派ばかりでしたので。

No.551|バイオ研もろもろComment(2)Trackback

計算する機械たちへ

2014/06/18(Wed)23:49

このブログで初めての宣伝?です。


 明日から、東京理科大学の近代科学資料館でアナログ計算機の企画展が始まります!

企画展のページ
  
 いやその、大学で宣伝しても誰も行ってくれる気配がないもので……。
   
 実は、この展示には私も協力させていただきました。市井のアナログ計算機ファンとしては嬉しい限りです。
 こんな展示(失礼)、一生にそう何度もあるもんじゃないでしょうから、お暇な方も、現実逃避したい方も、是非、足を運ばれてみてください。
  
 
 ちなみに私が関わったのは、企画展示室の奥にある「連立方程式を解く機械」です。

 作りました。てへ。
  
 この種の機械で歴史的価値があるのは国立科学博物館の九元連立方程式求解機なのですが、大きすぎて(重すぎて?)持ち込むことができないため、私の機械が白羽の矢を頂戴した次第です。

 展示当日は資料館のスタッフの方が解説されたり、実際に動かしてくださったりすると思います。ご興味がおありでしたらこちらもご覧になっていただければ。
  
 最後に、近代科学資料館のスタッフの皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。今回は大変お世話になりました(なってます)。
 企画展のご成功をお祈りしております。

No.550|バイオ研もろもろComment(3)Trackback

おまえは今まで立てた運動方程式の本数をおぼえているのか?

2014/06/03(Tue)00:12

全然うまくないですが、「ラグランジュの運動方程式って難しいなー」と思っているすべての同志にこの言葉を捧げます。もちろん私自身にも。

 ラグランジュの運動方程式の問題(近日中に解説する必要がある)を解いたのですが、久方ぶりにボロボロに間違えました。こんな感じこんな感じ~♪と解いていったら、そもそも重心の座標からして間違えていたというパターン。おのれ、これじゃあ優しいTAさんの採点でも50点くらいだっつうのよ……。
 普段はここまで崩れずに、せいぜいボロ…くらいにはまとめられるのですが、今日は酷かったです。

 しかし、言い訳ですが、中卒以来機械系一筋の自分ですら(だから?)、今まで立てたラグランジュの運動方程式の本数は、同じく今まで立てたニュートンの運動方程式の本数に遠く及びません。きっとこれは、ニュートンの方法とラグランジュの方法を比べて(それだけを比べるのも視野の狭い話ですが)、「ニュートンの方法の方が簡単」と思っている人の大半が同様でしょう。
 そしてもし、ラグランジュの方法で、今まで立てたニュートンの運動方程式と同じ数だけの式を立てられたなら、きっと双方同じくらいの難易度に感じられるものと信じています。
 要するに、鍛練が足りないだけなのです。

 またこれを逆に捉えれば、その圧倒的に少ない練習量で多くの人が赤点を回避するということは、とても素晴らしいことだと言えます。それはまさに、高校生と大学生、あるいは高専の低学年と高学年の違いであり、学ぶことそのものに対する総合的な能力の進歩を示しているのでしょう。



 だから勉強しろよ自分。学生以上にな。

No.548|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

じゃこ・パスタライス

2014/06/01(Sun)22:22

 実は金・土と東京に出張しておりまして、主に東京理科大学の敷地に居ました。
 自分の中では珍しく、多くの人と会う二日間を過ごしましたので、この件は後日改めて書きます。


 そして今日は、恥ずかしながら初の休日出勤でした。

 そこで知ったことは、日曜日の大学には弁当持参推奨であるということ。というのも、研究室から一番近い学内コンビニが休みだったのですね。
 プリッツとパックンチョを売っている自販機の前で一瞬途方にくれました。
 幸い別の建物で生協(売店)が営業していて、なんとか昼食を手に入れましたけれど。

 出勤時には、やけに閑散としているなぁ、と思いましたが、それにはライフラインが無い(非常に細い)という理由が有ったのですね。近所にスーパーマーケットが無いのはとてもきついです。と言いますか、スーパーマーケットも無い現状は大学の生産性を下げているような……。あーまぁ、そういう理由で休めるなら良いのかな。ワークライフバランス。

 来ていたドクターさん曰く、卒論シーズンには件の生協が大混雑(大混乱)するそうで、なんだか今の大学の歪んだ部分を見てしまった感じです。ま、どこでもそういう話はありますよね。


 当然夕食は手に入らないので、早めに帰宅して自炊をしました。材料はじゃこ(シラス)、パスタ、ライス。それにオリーブオイルと、おにぎりに混ぜる青菜の具です。BGMはジャコ・パストリアス。



 要するに、単身者の自炊の醍醐味は作るプロセスの楽しさを最大化できることじゃないかと思うのです。
 この気兼ねなさ。ジャコ・パスタ・ライスうふふ。

No.547|バイオ研もろもろComment(0)Trackback