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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/03(Mon)08:18

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計算する機械たちへ

2014/06/18(Wed)23:49

このブログで初めての宣伝?です。


 明日から、東京理科大学の近代科学資料館でアナログ計算機の企画展が始まります!

企画展のページ
  
 いやその、大学で宣伝しても誰も行ってくれる気配がないもので……。
   
 実は、この展示には私も協力させていただきました。市井のアナログ計算機ファンとしては嬉しい限りです。
 こんな展示(失礼)、一生にそう何度もあるもんじゃないでしょうから、お暇な方も、現実逃避したい方も、是非、足を運ばれてみてください。
  
 
 ちなみに私が関わったのは、企画展示室の奥にある「連立方程式を解く機械」です。

 作りました。てへ。
  
 この種の機械で歴史的価値があるのは国立科学博物館の九元連立方程式求解機なのですが、大きすぎて(重すぎて?)持ち込むことができないため、私の機械が白羽の矢を頂戴した次第です。

 展示当日は資料館のスタッフの方が解説されたり、実際に動かしてくださったりすると思います。ご興味がおありでしたらこちらもご覧になっていただければ。
  
 最後に、近代科学資料館のスタッフの皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。今回は大変お世話になりました(なってます)。
 企画展のご成功をお祈りしております。
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No.550|バイオ研もろもろComment(3)Trackback

Comment

また、マニアックな展示会ですね

2014/06/19(Thu)20:05

(蛙さんの機械の)注目すべきところとか、おすすめの点とかがあれば教えてください!

No.1|by uu-iga|URLMailEdit

非ノイマン型計算機の未来、みたいな。

2014/06/20(Fri)23:46

 コメント有難うございます。

 見どころですか~。

 まず私の計算機なら、機械式アナログ計算機ならではの計算プロセスが実演で見られる、というところでしょうか。
 すべてのアナログ計算機において、計算は「解くべき数学問題を機械の上に表現する→解く→計算結果を読み取る」という3つの処理で行われるのですが、連立方程式求解機はこの機構が明確に分かれているので解りやすいと思います。
 それぞれがどんな機構で実現されているか、どんな利点(欠点)がありそうか、なんてことも一目瞭然……かもしれません。

 次に企画展全体で言えば、やはり1階の微分解析機でしょうね。基本的には積分を行う機械なので、その機構的な実装がポイントです。
 また、上述の入力と出力についても面白みがあると思います。

 それと是非、近代科学資料館が常設展示している機械式計算機の台数を感じてみてください。棚一面にひたすら計算機(タイガー計算機など)が並ぶ様は壮観です。ってそう思う人種は限られているのかなぁ。

 興味深い展示なので、お時間があれば是非行かれてみてくださいね。
 それでは。

No.2|by 蛙の末裔|URLMailEdit

まさに、計算”機”なのですね

2014/06/24(Tue)21:03

わざわざありがとうございます。

なんだか、面白そうな展示会ですね。読んでいて見に行きたくなりました。
往々にして、ふらっと展示会なんかに行ったりすると、途中で目的を見失って、十分に消化しきれないうちに会場から出てきてしまうということがあります。詳しい方に(特に出品者に!)見どころなんかを教えていただけると、そういう事態を避けられるので、大変ありがたいです。


計算を解くプロセスを見られるっていうのは、電子計算機の世界ではなかなかないですから新鮮ですね。
”目に見えるものしか信じない!”というのは、機械屋さんの愛すべき性格だと思うのですが(偏見ですね。ごめんなさい)、そういうコテコテのメカニズムを使ってまで計算をやってやろうという執念には、考えるだけで脱帽してしまいます。

よく、機械設計には美的センスが必要などという話を聞きますし、いい機械はやっぱり見てても美しい。そういう”目に見えるものを大切にする”精神が機械系の方々の間には流れているんでしょうね。
電気は目に見えない分、いくらでも”はったり”がききますから、横着な私にはうってつけなのですが、あんまり芸術の領域にはいくもんじゃありません。



それと、計算機の”機”の字。機械の機なんですよね。昔から不思議に思っていました。他の分野の方もそういう言い分けがあるのかは知りませんが、電気系だと、”機”は動くもの(発電”機”・誘導”機”など)、”器”は動かないもの(変圧”器”・電力変換”器”など)と言い分けをします。
計算機は動かないものなのでなぜ計算”器”でないのかと思っていたのですが、今回の展示会の計算機はほんとに動くんですよね。近いうちに行ってみて、計算”機”を実感してきたいと思います。


そのまえに、久しぶりに数学の教科書を開かないといけないかもしれません。。。


駄文、失礼しました。

No.3|by uu-iga|URLMailEdit

Comment Thanks★

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