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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/04/20(Sun)22:26

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いつまでも羨望鏡

2008/12/08(Mon)00:04

 昨日高専ロボコンの中国地区大会を拝見しました。あいにく九州、四国は録画できなかったので実は今年初地区大会でした(地元関東甲信越放送時は抄録で忙殺されていた)。

 個人的な話になってしまい恐縮ですが、中国地区のロボットって、全国に行けなかったロボットにも琴線に触れるのが多い気が。昨年の「勝覇(かっぱ)」をはじめ、98なら「アイランドゲッター」(松江)、01なら「レイクス」(松江)、03なら「Seite Vogel Drei」(徳山)、そして今年なら「Sentry」(松江)あたり。
 いずれにしても完成度というか、機能美というか、そういったところが好みなのか(自分の)。おそらく未だに作る機体が「まがまがしい」とか「たどたどしい」と言われてしまう蛙の末裔からすれば、ひとつの憧れなのでしょうね、アコガレ。

 あまり踏み込んだ言い方をすると失礼にあたるかもしれませんが、最近の松江高専のロボットがスタイリッシュでいいですね。「Garaxy」とか「Extender」とか「Sentry」とか。なにやらカリスマなリーダーさんがいらっしゃるようで、すごい人はすごいのねとつくづく思ってしまいます。機体コンセプト的にはオーソドックスだと思うのですが、それを無駄なくカッチリまとめてくるところがかっこいい。今年のも空気圧とベルト直動の連動なんかスムーズ過ぎです。結果的にリンクで構成する脚に分があったとはいえ、流れるような動きは多足・2足とも見ていて感嘆でした。
 もちろん全国に行った「エアフィート」が面白くていいロボットだったので審査についても納得ですが。それにしてもこの「エアフィート」に代表されるように、皆さんホイホイジャンプしちゃうんですから時代は変わったものですね。93の「Spring Shaper」(石川、全国大会で初のジャンプ機)あたりが、どこかから見守ってくれているのかもしれません。



 さて、こうやってロボット名出すのは楽しいのですが、どこかで失礼になるかもわかりません。もし不愉快に思われた方がいらっしゃいましたらコメントに文句を書いてくださって構いませんので。その折は修正なり記事削除なり致します。
 偏愛ぶりが浮き立ってますが、つまるところロボコンのロボットはみんな好きだあっ、というノリです。大好き。
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No.49|ロボコン観戦Comment(0)Trackback()

ご苦労さまでした

2008/11/24(Mon)00:54

 この8時間を空けるために頑張ったと言ってもあながち嘘ではなく。
 国技館行ってきました。高専ロボコン全国大会見てきました。

 優勝した沖縄高専Movement、おめでとうございます。あの完成度では、うむ、母校のロボットが地力負けしたのもうなずけてしまいます。まさに横綱です。
 というわけで、準優勝は小山高専Iroha Liner。おめでとう母校。機械系中心のチームとしては全国に初めて出場しての快挙っすね。作業小屋の中で見たときにはここまで速いとは思っていませんでした。ほんとにおめでとうございます。

 さて、ロボコン大賞は津山高専のキカイタイソウでした。パフォーマンス素晴らしかったですものね。吸盤で吸い付く2足歩行ゆえの動きの自由度の高さと大車輪。おめでとうございます、去年の勝覇の方々。槍をもっていたのを見て、ああそうだったのねと思いました。去年の悔しさは晴れないかもですが、2年続けて素敵なロボットを見せてくださりありがとうございます。勝覇、ファンになってしまいそうなほど(あんまり言うと失礼かもしれませんが)素敵なロボットだったと思います。おめでとうございます。

 何やら自己完結気味で何を言っているのかわからないという方のために。私の少ない知識で難ですが、津山「勝覇」は去年中国地区で決勝の同校対決に敗れたロボットです。伸縮と上下の振りをスマートにまとめた槍状のアームで相手の旗を根こそぎ持っていくスタイルは、全国でも屈指の強さだったと蛙の末裔は思っています。もし私が去年現役でロボコンに参加していたら、間違いなく対戦したいロボットNo.1に挙げていたはず。



 で、今日も今日帰ってきたわけですが、帰りの車中で両国帰りのS先生と乗り合わせました。少し話しました。はぁあ。なんか感激です。もちろん東工大の学生ならその先生の授業を受けたことのある人もいますし、卒論の指導を受けている人だっているのですから、きっと「教授」という認識なことが多いでしょうが、17年前からロボコンに憧れ続けてきた私にとっては、「あの、ロボコンの主審の先生」なのです。テレビで見てきた方なのです。もう「夢の世界の住人」なわけです。(あんまり言うと失礼にあたるかもしれませんが。)高校球児にとっての甲子園主審、みたいな。それだけに、感激。ううう。田舎臭くてミーハーな学生でごめんなさい。

 今日のロボコン、関係者の皆様、本当に御苦労さまでした。

No.42|ロボコン観戦Comment(2)Trackback()