忍者ブログ

蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

[PR]

2024/05/16(Thu)09:38

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

高速度タイムラプス撮影

2015/11/01(Sun)21:13

ここ数週間は、毎週末高専ロボコンの地区大会をストリーミングで見ています。今日はその最終週、関東甲信越地区大会でした。


PR

つづきはこちら

No.585|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

演習siasm

2014/11/04(Tue)23:50

 きわめて今更ですが、高専ロボコンの地区大会を拝見した感想を少しだけ書きます。

 一応ブラザーがまだ小山に在学中なので、注目は関東甲信越地区。結果から述べると母校小山高専は優勝だったわけですが、例によって勝ったのはお隣のチームでありました。
 いやぁ、すごいね彼ら。

 ちなみに、そのロボットたちを文化祭で間近に見てきたのがこの記事を書いたきっかけです。といっても、未来の対戦相手様にとって利になることは書けませんから、そこはひとつご了承ください。第一、私がそんなに深入りできるわけがないですし、あくまで一OBによる一般論ということで。



つづきはこちら

No.566|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

喜びを切り取るのが難しいからこそ

2013/07/16(Tue)02:03

 昼に放送されていたNHK大学ロボコンを拝見しました。


 一応私もアンテナは張っていますので、結果自体は知っています。しかしまあ、それにしても金工大”飛翔”、優勝おめでとうございます。最後の決勝、プレッシャーのかかった場面で完璧に成功させるところが金工大のチームカラーであり、強みなのだと思います。


 大会を通してみると、タイム的に2強だった金工大と東大で決勝というのが良かったですね。期待された通りのベストバウトで、この1試合に今年のルールの魅力が詰まっていたんじゃないかと思います。特に、タッチの差で後塵を拝した東大”RoboTech”の苗木が、それでもピタリと着地したところなどは鳥肌です。敗れはしましたが、素晴らしいロボットでした。


 関係者の皆さん、お疲れ様でした。




 さて、そんな大会の様子を放映した番組について。番組があるたびに似たような事を書いている気もしますが、NHKが試合中のネガティブな感動を強調するようになって久しいです。今回もその例に漏れず、公式アカウントは、



とつぶやいていました。(まぁ、視聴者の涙を誘うものがネガティブな要因だけとは限りませんが。)

 確かに、ロボコンの魅力を1時間で伝えるのはとても難しいことでしょう。一般の視聴者にそれを伝えるためには、強い情動が最も効率が良いということも想像できます。ですから、感動の類をうまく切り取って放送するようになるのはある意味では仕方ありません。


 ただ、ただですね、そこで試合に負けた時の情動を映すというのは、私は違うと思うのです。試合で負けて悔しいのは当然で、そこで情動が強まるのも当たり前です。私も元参加者として、敗退の思い出はちゃんと持っています。ですが、そこにロボコンの面白さ、魅力が最も詰まっているかと言えば、そんなはずはないと私は言いたい。

 端的に言えば、ロボコンの魅力とはもっとポジティブなものでしょう。大半の参加者は、勝つために、あるいは会場を沸かせるために、あるいは昔からやってみたかったことを今こそ実現するために、といったポジティブな情動をもってロボットを設計し、製作してきたはずです。そして、その日々の中で積み重ねてきた小さな成功や幸運、満足などが、ロボコンを行っている中での最も大きな原動力ではないでしょうか。失敗に気付けば成功するまで改良し、設計の偶然の一致に神仏の存在を感じ、一部でもうまく動けば祝杯を挙げる。ちょっと偏った表現ですが、最初に抱いた大きな夢と、こうした小さな成功の組み合わせに、私はロボコンの魅力があると考えています。


 ただ、それって映像化しにくいのですよね。


 そこでどうするか。彼らのロボットをちゃんと見せれば良いと思うわけです。なぜって、最初に立てた大きな目標と、その後の小さな成功の集積が彼らのロボットに他ならないのですから。
 選手に訊けば、そのロボットのアピールポイントや失敗談&解決談がいくらでも出てくるはずです。だから番組では、それをもっと紹介すれば良い。一瞬でも、ちゃんとロボットを大写しにして雄姿を見せれば良い。それが、ロボコンの魅力を最も雄弁に示しているということに、NHKには是非気付いてほしい。


 例えば、今日の番組にもあった『予選敗退チームの紹介』は、「独創的なアイデアと高い技術力をもったチームが会場を沸かせてくれました」といったナレーションで始めて、音声でロボットの特徴を語りながら試合中の映像を流せば、もっとずっとロボットが格好良く見えるはずなのです(今日の番組で出てきたロボットが格好悪いと言っているわけではありませんよ、もちろん。)。



 それにですね、往々にして、負けたときの記憶ってあんまり思い出したいものじゃないわけですよ。これは個人的な感情ですが、少なくとも自分は、負けて悔しがっている自分なんかより、自分たちのロボットの方を見て欲しいとずっと思っていました。だってそっちの方にこそ、ロボコンの魅力が詰まっていたから。

 ところが、番組編集側はその強い情動にやたらと着目して、泣ける番組を作ろうとする。間にロボットがいることを軽視して人間の情動に帰結させたうえに、そこで伝える情動は涙に関わるものばかり。それって、あまりに感性が貧困だと思いませんか?

 私としては、あの場にいる人たちは皆残らずロボコンを楽しんでいるのに、その喜びを涙を通してしか分かち合えないなんて寂し過ぎると思うんですよ。


p.s. 冷静になって読み返してみると、何と闘ってるんだという感じもありますね……。
まぁ、ひとまずは、それも含めての日記ということにさせていただこうと思います。

No.516|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

αとφとψの肖像

2012/10/06(Sat)23:16

 今度こそ観戦だけではなくて参加。小原歯車工業様が主催されたKHK杯に行ってきました。


 この大会は毎年かわさきの本大会とほぼ同じルール、リングを用意していて、文化祭シーズンの大会としては質・量ともにトップクラスを誇っています。一参加者の立場からすれば、こうした大会を準備、運営してくださる関係各位には頭が下がります。
 また、個人的にこの大会でとてもいいなと思うのは、KHKの社長が選手とロボットをコールしてくれること。結構声に力が入っているんですが、それを100試合以上(今年は107試合が組まれていました)も続けるのは大変に違いありません。こういうことに熱くなってくれる方がトップにおられると空気も良いんでしょうね。

 結果は優勝レパード、準優勝村正、三位不知火、四位ラファールでした。準決勝、決勝ともストレートの二本先取で決まる試合が無く、まさに実力伯仲でした。
 そもそもこうした文化祭シーズンの大会には団体単位の参加が多く、往々にして切磋琢磨を経たロボットが集まります。そのため、基本的にガンガン動く機体の闘いになって見ごたえがあるんですよね。リングと観戦者の距離も手ごろですし、かわロボに興味があるという方には観戦を薦めやすいところがあります。


 とまあ他人事のように書いてきましたが、一応私も参加者です。
 結果:初戦で負け
 いつものことというかなんというか、もはや悔しくもならないあたり、もうだいぶ終わってますね。
 七年ぶりの参加で、実力的には最下層だろうと薄々思ってはいましたが、あらためてそれを突きつけられると苦しいものがあります。個人的に、これまで出場した各種のロボコンの中では割と相性の良い印象があったのですがそれも今は昔。いよいよ夢から覚める時が来たかという思いです。この六年間、まあ長いブランクもありましたが結果として前よりただ手抜きな奴になっただけかと思うと、ちょっと(ちょっとじゃだめか。)考えさせられます。
 ま、とはいえそういうこと自体が参加した意義になっているのも事実ですけどね。私は来年、学生最後(予定)となるかわロボを笑って終えられるのでしょうか……。

No.486|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

蒼ざめた馬車馬を見よ

2012/08/26(Sun)22:30

 8月25日、26日とかわさきロボット競技大会を観戦してきました。
 本当なら観戦ではなくて出場だったのですが……。

 何があったのかと申しますと、私は予選当日に失格になってしまったのです。
 理由は機構変更に関する事前連絡(機構変更時の書類再提出)を行わなかったこと。つまり怠慢です。情けないというか不甲斐ないというか、書類再提出についてはレギュレーションとして知っていたものの、「これくらいなら大丈夫だろう」と踏んでしまったのですね。製作を手伝ってくれたチームメートにも、大会本部の方々にも、全く申し訳もありません。



 実績とはこれまでに積み上げた敗北のコレクションのことである。
 はぁ。
 この大会には今回が5回目のエントリーですが、勝ち星は初回参加時の4つだけで、あとは0勝2敗、0勝2敗、棄権、失格。1勝もできないどころかいつのまにか敗退のパターンを網羅しつつあります。(残るは書類落ちとB予選敗退ですが、それらは全力で回避する所存。)
 まったく、4人1組で参加するロボコンでこれほど甲斐性なしなチームリーダーもいません。素人のように考え玄人として実行する、の真逆を地で行くろくでなしです。

 そういった点では、今回己の甘さやら怠け癖やらを明確な形で突きつけられたのは幸運だったのかもしれません。17日から研究室に連泊して迎えた当日に失格を言い渡された瞬間の血の気の引き具合。チームメートや友人にどう説明しようかと脳内を駆け巡る罪悪感。控室に着いても荷物の封を切る必要が無い奇妙な孤独。とりあえず、昨日は研究室帰室後に工作機械を掃除しながら鱈腹反省しました。それと向こう一年反省し続けます。

 総じて、良い大会でした。

(PS.観戦記録はまた別の機会に。)

No.476|ロボコン観戦Comment(0)Trackback