目下、研究(補佐?)で腕のCT画像と向かい合う毎日を過ごしています。
こういう場合、やはり最初は健常なサンプルを相手にするのが常道です。海のものとも山のものともつかない己(ら)の解析を適用するにあたり、初めから疾患や異状だけを見ていては何も判りません。加えて、健常な生体というのは滑らかで秩序立った性質を持つ場合が多いので、検証の第一段階として好適であるとも言えます。
だと思っていたのに。
先方からお借りしたサンプル画像には、どうも肘に骨片があるようなのですね。完全に遊離には至っていないようにも読みとれましたが、それにしてもちょっと不自然。私が素人であるのを差し引いても、上腕骨ってこんな形だったっけ、となるようなものです。
困っちゃうんですよね。
その画像に適当に処理を加えてメイン担当者に回す、というのが私の名目上のタスクなのですが、その適当な処理というのがうまく運びません。いやまあ、私の処理方法が悪いってのもありますけど。
何にしても、メイン担当者が修論を控えているので私がチンタラやっていると不味いわけです。で、今まさに不味い。
実は、同じ作業を目視手作業で行えば確実なんですが……あー、またそうやって取り繕うのかー。
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