かつて自分が設計したモータドライバ回路が不調をきたしています。まあ、もとから碌なものでなかった(と、つい言ってしまうのは逃避とか思考停止の類)のですが、迷惑をかけているなあと思います。当時の自分の怠慢が出ているといえば良いんでしょうか。
作ってから今までも、ゲート接地抵抗をつけてみたり(当初無かったってのが驚きですよ)、新しい回路の設計を始めたりと思い出したように触れてきたのですが、どうにも継続性が無く、仕事として不完全です。
そういう仕事(の駄目さ)ぶりが使用者に負担をかけているのは事実ですし、自分が手直しに向かうときには「誰が設計したんだよ!」と言って大いに過去の自分を糾弾するはずなのですが……どういうわけか完全に否定することができないんですよね。ものをつくることは壊すことでもあるらしいので、壊せないというのは一種致命的かもしれません。ただ、どうしてもこの惰弱な自尊心が手元に在る。
これが老いって奴でしょうか。
だとしたら、年はとりたくないなぁ。
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