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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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ゆらりオフィスチェアの旅

2011/05/22(Sun)00:56

 先月、研究室用のオフィスチェアを選ぶという貴重な体験をしました。結局中古の椅子を購入したのですが、それには直前に教授室のロッカーを中古で探し当てていたことが大きかったですね。教授からも「中古で良いのがあれば」という言質を頂戴し、身を入れて選ぶ事が出来ました。

 選定基準は主に以下の8点としました。製品仕様と中古品ならではの事情が混在していますが、それは仕方のない事です。
(1)日本人が座って妥当と言える高さまで座面を下げることが可能
(2)シンクロロッキングかつ任意姿勢での固定が可能
(3)座面奥行きの調節が可能
(4)非メッシュ
(5)目立つ汚れ、傷は無い
(6)大手メーカー品
(7)欲しい脚数が揃う
(8)予算内
 
 思い出しながら書いたら、なんだか優先順位と逆な感じになってしまいました。個人的にこだわりたかったのは前半の4条件で、これがほぼ製品仕様に関する条件に相当するかと思います。もっとも、(1)は普通の国内メーカーであれば満たすはずですが。
 非メッシュを条件としたのは、耐久性を重視したためでした。研究室の椅子には学生が座るので、ジーンズやチノパン、それにキーホルダーなんかがこすれる事も多く、メッシュ張りではほつれが広がりやすいと考えられます。極端な場合にはほつれから裂けることもあるでしょう。それに比べると、ウレタンに布張りの普通のタイプなら、丈夫な布が選ばれていることもあって多少ほつれても裂けはしません。まぁメッシュチェアのある研究室自体をあまり聞きませんが、ガサツな使い方をされがちな研究室椅子には、結構重要なことじゃないかと思っています。
 また、座面奥行き調節ですが、これは上手く背もたれを使うために必要な機能だと考えています。特に、クッションの硬度を部分的に変えたり、クッション下のシェルをたわませてフィット感を増している椅子では、尻が座面の正しい位置に来ないと快適に座れません。尻の位置が座面で決まるということは、良い具合にフィットする位置に背もたれがあるとは限らないわけで、そこに座面の奥行き方向の調節機能の必要性が生じます。って、この理屈には経験的な主観もかなり混じっていますけどね。

 そんなわけで、納入されたのは内田洋行のNEXでした。リクライニングの任意位置固定が出来るアジャストシンクロタイプのハイバックで、可動肘付き。実は、個人的には同じ内田洋行のルディオの方が好きだったんですが(短時間ですが座り比べたことがあります)、こちらは数が揃わず断念したのでした。とはいえ、NEXの方が設計が古いだけあって頑丈そうなので、耐久性重視の観点からは却ってこれで良かったんじゃないかとも思えます。そうそう、可動肘のでかさはNEXならではですしね。


 それと、NEXを研究室に置いた結果で面白かったのが、助教さんが自身のアーロンチェアを見直したこと。おもむろに座ってリクライニングしたかと思うと、「そこそこ良い椅子だけど俺の椅子の方が良いな」なんておっしゃっていました。
 どちらかというとノリでアーロンチェアを買い、「いまいち」と公言なさっていた方でしたから、これを機にアーロンチェアと良い関係を築いてほしいと思う次第です。
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No.386|オフィスチェア的変態Comment(0)Trackback

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