蛙の末裔の妄創手帖

　この3日間、NCフライスのお世話になっているせいで生傷が増えた蛙の末裔です。
　できた部品のエッジが鋭いとか、ふとした拍子にエンドミルにかすめるとか。いつのまにか指先が痛かったり、部品が赤かったりするから始末が悪い。

　ま、部品が私の血を吸ったということで、きっとロボットとは血液レベルの接続が確立されるに違いあるまい。

　手の皮が面の皮ほど厚くなかった蛙の末裔でした。

　NCフライス使ってるんですが。
　最後に使った輩は8ヶ月前の自分だって言うんだから。

　しかし肝心の私が完璧に忘れていて、また覚えなおさないといかんというわけで、2日がかりでようやく所要の半分弱ってところです。

　あとどれだけ工房に通い詰めなきゃいけないのか＋この間の研究をどうしてくれようか。

　時間、または時間のなさを補って余りあるやる気、どちらかでいいので私にください。

　ようやくフライス運転開始、というのが3日前です蛙の末裔です。結局半日がかりで作ったのは大事な大事な部品1コ。気合いだ、自分。

　安かったサーボをただのギヤボックスに改造してみたんですが、すげー電流食いますね。そしてサイズ的にminiconに使うには中途半端なんじゃないかという。いいです、でかいのも改造します多分。
　高減速比とコンパクトさを両立しているユニットという点では、そんじょそこらのギヤドモータじゃ敵わない代物ですから、今回はこれで勝負しますよ。

　あまりに情報が無いのもまずいのでそのうち改造中の写真でも上げます。

　からくり研本家からリンクを張っていただけたようで、身に余る光栄です。蛙の末裔です。

　工大祭って意外と近いんですね。これはどっきり。

　突然ですが誰もいないところでエレベータが開いたり閉じたりしているのを見ると、そこには誰かがいるんじゃないかと思ってしまいますよね。あぁ、今誰か降りられたんだ、みたいな。そう思いません？



　ないですか。
　けれど、人がいじるはずのインターフェースが勝手に動いていたら、そこに人格を創造してしまうのは一種のVRじゃないかと思った次第。他の例としては、誰も通ろうとしていない自動改札機がパタンと閉じたり、開いたりするとき、なんていかがでしょうか。思わず頭を下げてしまう、思わず挨拶してしまう、そんな感じがするのです。

　実っていなくても頭の下がる稲穂は湿気てるかヤバいかのどちらか、なんてそんな。