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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2024/05/17(Fri)02:55

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夢幻要素解析

2008/12/02(Tue)21:24

 研究室にあるFEMソルバーが日本の代理店から消えていたことがわかった蛙の末裔です。
 もうオプションの追加ができないじゃない。

 結局研究室で新たに買わざるを得ないらしいので調べていましたが、FEMソルバーにしてもプリポストプロセッサにしても読み方がわからないと脳内で復唱できず気持ち悪いですね。場合によっては間違った読み方を覚えているとコミュニケーションを阻害してしまったりするから実害もありますし。
 とりあえず
ANSYS:アンシス
MARC:マーク
ABAQUS:アバカス
NASTRAN:ナストラン
あたりが基本でしょうか。
CAEFEM:ケーフェム(らしい)
LS-DYNA:エルエス・ダイナ
FEMAP:フィーマップ(らしい)
PATRAN:パトラン(らしい)
I・DEAS:アイデアス
NISA:ニサ(らしい)
どれもさすがに呼びやすい字面になってはいますが、まだまだ他にも正しい読み方がわからないソフトが多くてちょっと困ります。まぁ、代理店に問い合わせるついでに読み方も聞けばいいわけですけど。

 CAD・CAM・CAE、とは言うものの、キャド・キャムで何でシーエーイーになるのか未だにわかりません。キャエでもいいじゃない?

 キャエ。キャエ。 \キャエー/
 
 まるで嬌声ですね。

 とりあえず私は、話す相手の方がどう言っているかに合わせるとしますね。
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No.47|小手先の要素技術Comment(0)Trackback()

あなたはターレ?

2008/12/01(Mon)21:55

 先月28日のフライング土曜日にしていたことその1。
 EXCELで車輪の回転数を移動速度から求めるシートを書いてました。それにモーター回転数と減速比から減速後の回転数がわかるような表も。といってもただ数字を入れただけですし、表に至っては1000rpm刻みでそのまま表の体裁をなしているだけですから、そこに何のインテリジェンスも無いんですが。こういうのは中学生ぐらいのときに作っておくような代物なのかもしれません。
 こんな簡単なシートでも、印刷して持ってればジャンクのギヤドモータを買う時にそれなりに役に立つはずです。


はずです。

No.46|小手先の要素技術Comment(0)Trackback()

Programable Integrated Circuit (USO)

2008/11/21(Fri)01:14

 要素技術カテゴリーがNC関連で一杯になりそうですね。いっぱいいっぱいいぱーい!

 もう昨日の話ですが、私以外の方のNC作業ハマりに立ち会ったのでESPRITの挙動に関して記録しときます。

 ・ワーク座標が上下反転している

 正直なんでこうなるのかわかりませんが、それゆえ直し方もわからないという。ヘルプでも見て勉強しなきゃですね。一言じゃ意味不明なのでもう少し付け加えると、刃物が鉛直方向下から上に向けて切り込んでいくように表示されているということです。ただ座標がひっくり返っただけじゃなく、ちゃんとスピンドルの位置まで認識しているので「(下から上に加工しようとするには)軸が足りません」と返してきます。4軸5軸の機械じゃないんだから当たり前ですが。
 結局その場で直せなかったので、3D図面をIGESファイルで保存して、新たに加工ファイルを作りなおしたらうまくいきました。つまりIGESにすればワーク座標の変な設定からは逃れられるわけね。ただの図面になってしまうんだから当たり前だけれど。

 まったく、やっとespritを感じたと思った途端にこれですからね。使う人いないわけだわ。

No.40|小手先の要素技術Comment(0)Trackback()

日頃の行いが温いから。

2008/11/06(Thu)21:02

 一晩しかスロットルを開けていないのにふらふらするほど疲弊してしまうのは、日頃の徹夜では怠けているからにほかなりませんね。今日も徹夜明けの蛙の末裔です。

 ようやくNC関連の作業が終わった気配なので、忘れないうちに工作物の取り付け方について記録しときましょ。

作業範囲:
X方向220mm、Y方向97.5mm、Z方向140mm(?)
Zは上方向への振りよりも下方向の限界が結構怖い。目安としてはφ3エンドミルでの加工時にテーブル上面から10mmのところがぎりぎりだったような気がするのさ。あとYは本当にぎりぎりの限界値。90mmとして加工するのが無難です。

蛙流セッティング:
XY平面に関しては工作物の中央をワーク原点とし、作業範囲の中央(X=110 、Y=45)に合わせる。Z軸に関しては板へのポケット加工などでは工作物の上面+0.4mmをワーク原点とする。この0.4mmは、NCデータ作成時に図面上の原点からマイナス方向に0.4mm平行移動させることで対応する。エンドミル取り付け時にはすきまゲージを挟んでから締めても0.2mm位エンドミルが上がってしまうので、締めてからもう一度すきまゲージで測り、PCのジョグで原点を調整する。
 0.4mm隙間をあける理由は、移動時にエンドミル先端がZ=0を通ることがあるからです。

注意:
フライス経験者が何を言うかという感じですが、エンドミルは結構たわみます。逃げます。なまってるとバニシングもあります。一度加工しきった後でも、すぐには工作物を外さずに、代表的な寸法だけでも測りましょう。削りきれていなければ工具径をわずかに小さく修正して追加工。このとき壁仕上げはないほうが良いと思われます(切り込みが小さくなりすぎて削れない)。

No.35|小手先の要素技術Comment(0)Trackback()

これは研究のためです

2008/10/31(Fri)23:56

 ついこの前はうまくいったのに、というハマりが多すぎて嫌になったので明文化して記録することを心がけようと思います。今日も徹夜明けの蛙の末裔です。

 過去8ヶ月で使ったのは私だけというシステムなので、そう簡単には誰かの為になったりしないと思います。
 ちなみに今日は研究用の治具を製作しようとして、なまったエンドミルのバニシ効果(バニシング)にやられ、激しくやる気を削がれた。バニシングとは、母材表面の金属の微小な凹凸を、より硬い金属で押しつぶして塑性変形させることで凹凸をなくすこと。技官さんいわく、なまったエンドミルだと切れ刃の後ろあたりで材料を押しつぶしてしまい、切れてるように見えて切れないということになるらしい。

 19.98mmを狙ったのに20.15mmになって出来上がってくるなんてそんなのないよもう。

NCフライスのハマり実例集
システム:
 CAM:ESPRIT
 マシン:MM-250(サカイマシンツール)

CAM側ハマり:
 (1)輪郭をフィーチャとして認識できない。特に曲線を含む輪郭を認識できない。
=同一平面上の閉曲線をフィーチャとして認識する際には、「手動連続フィーチャ」を用いる。はじめに閉曲線中の線の端点を選択。次いでその線上のどこか(中点、端点以外)を選択。続いて隣の線のどこか(中点、端点以外)を選択していき、最後に初めの端点を選択する。曲線上の点を選択するときには当たり判定が微妙。

 (2)円を「ポケット加工」「輪郭加工」のフィーチャとして認識できず、「穴」フィーチャになってしまう。
=まずフィーチャとして円を認識させるには、あらかじめ円を選択しアクティブ(灰色太線)にした上で「ポケット加工」「輪郭加工」「穴」を選択すればよい。このとき先の3つのどれを選択しても「穴」フィーチャ(青色2点鎖線)になってしまうことがある。これは、フィーチャ作成ツールバー中の設定ボタン(メモ用紙みたいなアイコン)で設定できる、「最大直径」以下の円がすべて穴として認識されることによるもので、この設定の「最大直径」を「ポケ」「輪郭」にしたい円の直径より小さくすればよい。

 (3)起動後最初の工具指定で、工具のアイコンが選択可能になっていない。
=たとえば「加工定義」→「ミル工具」→「エンドミル」と辿りたい場合、先に「加工定義」→「2.5軸ミル加工」を選択しておく。これで工具の方も選択可能になるはず。

 (4)ポケット加工の「深さ合計」がワーク原点からなのかフィーチャ上面からなのかすぐにはわからない。
=ポケット加工で認識させるフィーチャの上面からの深さである。

 (5)ポケット加工、輪郭加工で、加工定義後、フィーチャを選択すると”逃げなどが不適切で削り残しが出る”旨のダイアログが出る。
=加工定義時の「壁の仕上げ」タブで「アプローチとリターン」の「リードイン/アウト距離」、「リードイン/アウト半径」が大きすぎる場合に出た。この場合、これらを小さくするとダイアログが出なくなる。

マシン側ハマり:
 (1)ワーク原点の設定手順
=ジョグで所望の位置へ移動させ、そこでキャンセル。次に右の方の「Set Org」を選択して「Set Work Origin」を選択。その後「(わすれた。SetOrgの隣のやつ)」を選択して、「Return to Zero」を選択するとスピンドルの絵の右に書かれた座標値がすべて0になり、設定完了。

 (2)NCデータを読み込ませて「Start」を押してもスピンドルが回らない。「Spindle」を押してもスピンドルが回らない。
=画面左側のスピンドル回転数を変えるところで、回転数を一度上げたり下げたりしてから所望の回転数に戻す。これで回ることが多い。

 (3)自動加工途中で「Stop」や緊急停止スイッチを押したときに、その時の座標が機械原点になってしまう。ソフトを再起動したり、マシンを再起動しても直らない。
=いったんジョグの「Return (to?) Machine Origin」で機械原点に戻す。ここで直ることが多い。

No.34|小手先の要素技術Comment(0)Trackback()