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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/11(Tue)17:18

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日曜日はランチが鬼門

2014/07/20(Sun)22:27

 昼の間、研究室に行って少しデータを眺めてきました。
 着任時にデータをどっさり引き継いだので、適当に時間をとって見ておかないと議論についていけないためです。

 しかし日曜日。
 この大学では日曜の食糧調達に難があるので、(自室に)最寄のイオンで弁当を買って持って行きました。前回は単身乗り込んで失敗しましたからね。まだ人の少ない食品売り場で作りたての弁当を手にし、セルフレジも手際よくこなして、今日の自分はちゃんと計画してるんだぞと、それなりに意気揚揚だったわけです。
 研究室でも、傍らに置いた弁当を横目に見つつ、いかにきりの良いタイミングで食べるか考えていました。

 そしていざ、開封の儀。



 駄目ですね調子に乗ると。
 ふたを開けて初めて、箸が無いことに気が付きました。私達スタッフのいる研究室には割りばしなんて気の利いたものは無く、どこかに保管してあるにしても聞ける相手が今日はいません。学生室にはあるかなぁと思ったのですが、学生は不在でした。
 あー、あーあー。鶏肉のピリ辛中華風弁当は目の前にあるのに!なんだよなんだよおい。


 結局、弁当には再度蓋をして、帰宅してから食べることにしました。
 帰宅は17時過ぎ。昼夜兼用です。(学生の頃に比べたら随分早上がりですけどね。)
 
 今回の間違いはセルフレジで調子に乗ったということに尽きると思うのですが、しかし問題なのは、その手応えからして自分は今後も同じ間違いをしそうなところ。
 きっとまた”1人タイムアタック”とか言って割りばし取り忘れるんですよ。

 ……まぁ、箸ぐらい常備しといた方が良さそうですね。

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No.554|バイオ研もろもろComment(2)Trackback

竹を割ったような計算尺

2014/07/15(Tue)00:00

まぁ竹を割ったものなのですが。

 東京理科大学 近代科学資料館の『計算する器械たち』展で見た計算尺の短編映画がなかなか面白かったです。


 先の土曜日の昼間、垂涎のアナログ計算機展を拝見してきました。
 金曜日は夕方5時まで仕事でしたので、博多→東京には終電ののぞみ号を使いました。これが最後の希望ってやつなのか。

 しかしまぁ、その時間に急に(行くと決めたのは前日夜)上京したところでホテルなどに行くすべはなく、宿は新橋の漫画喫茶にとりました。その漫画喫茶を宿にするのは二度目なのですが、なんというか、こういう攻めたプランほど、ノリで上京戦略に組み入れてしまいそうで危ないですね。


 肝心の展示の方はとても良かったです。とりわけプラニメータと計算尺のブースには、それぞれ実際に開発に携わった方(!)がいらしていて、大変興味深い話を伺うことができました。プラニメータにせよ計算尺にせよ、開発者が使い方をフェイスtoフェイスで教えてくださるなんて機会はまずないはずです。

 また、今回のメインの一つ、微分解析機のデモンストレーションも堪能することができました。円を描く動作試験(サークルテストと言います)で始点と終点が一致しないところなんか、これぞアナログ計算機という感じで最高でしたね。あの数%の誤差の中には、開発者の知恵と調整者の努力、そして物理的な現実という、アナログ計算機の魅力のすべてが詰まっています。



 さて、翻って私。


 慣れた人は違うのかもしれませんが、自分の計算機が展示されているというのはなかなかにこそばゆいものですね。
 実は今回、「そろそろ壊れたんじゃないかな」と思ったのも急な上京の理由だったのですが、計算機は故障もなく元気に動いていました。資料館では、普段の調整や説明は学生アシスタントの方々がなさってくれているそうですので、優しく扱ってくれているのだと思います。いやもう、感謝感激です。

 とまぁ、周囲の人々が素晴らしい仕事をしていた一方で、私自身がうまく説明できていたかというと……。
 正直、今一つ要領を得ないことも多く、話しかけてくださった方には消化不良な思いをさせてしまったかもしれません。ほんと、これはいつも課題。


 それと、個人的に不甲斐ないのは、この計算機が5年も前の製作物だということですかね。趣味はアナログ計算機、とのたまっていながら、これ以降何も作り上げていないというのはちょっと問題です。
 そもそも私のコレは所詮復刻でしかないので、新規開発の苦労はほぼ無いはずなのに。

 気合が必要だな。

No.553|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

蟹のいる町

2014/07/06(Sun)20:39

 大雨の中、クリーニング店に行ったら床にカニがいました。

 甲幅30mm弱。鋏だけ赤く色づいているところを見るとアカテガニでしょうか。ベンケイガニとアカテガニの区別は自信ないですが。

 クリーニング店のおばさんも「あらあら」という様子だったので、カニの方は外に連れ出しました。
 掴んだら挟まれるに違いないので手の上に乗せ、腕の上を這わせたりしながら店外へ。
 記憶を辿る限り、アカテガニを弄ぶのは初めてだったんですが、なんだか虫と戯れるにしては大きい(重い)し、カニのくせに地面(低い方)へ逃げるというわけでもないしで不思議な気分でした。掴むわけにいかないから乗せて運ぶ、というのはザトウムシの扱い方に近いかもしれません。


蛙「いやぁ、カニなんているんですねぇ!」

店のおばさん「側溝から上がってくるみたいで。でもあんな大きいのは珍しいですよ。普段は小さいサワガニばかりですから」
(※このサワガニというのも多分アカテガニやベンケイガニあたりを指しているのだと思われます。)

 ……あれ?店の床にカニがいることもある、っていうのはいいんですか。
 とまれ、海なし県に育った自分にはなかなかエキサイティングな体験でした。


 P.S. カニと(で)遊んだので、帰宅後は腕を念入りに洗いました。

No.552|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

Singing 異音

2014/06/29(Sun)23:22

 昨日今日と、昨年度まで所属していた研究室の合宿に参加してきました。場所は鎌倉&横浜。二日目の今日は八景島シーパラダイスで遊んできました。

 なんかこの日記だけ見てると自分が九州に住んでいるのが信じられないというか……これで明日からまた普通に月曜日だっていうんだからきついですね(自業自得。)

 幸い天候には恵まれましたので、腕などは随分日に焼けました。シーパラダイスのワンデーパス的なものは腕に巻く紙テープなのですが、その跡がクッキリ残ってしまっています。
 焼けてない方の肌を見ると、これが相当青白くて、いかにもインドア派な感じなんですが、先方の研究室にいる後輩たちも同様に生白かったのできっと問題ないでしょう。(何が。)

 で、ですね。今回分かったのは、絶叫系のアトラクションがとても苦手ということ。要するにチキンなのでした。まぁ案の定というか、大方の予想を裏切らずというか、そんなところではあるのですが。
 いやもうジェットコースターは片目だけ半開きにして顔をしかめているのが精一杯で、フリーフォール系のアトラクションは落下の瞬間から停止の後までずっと目を開けられませんでした。高所恐怖症もあるとは思うのですが、巨大な加速度が作用することにまるで耐えられないんですね。

 しかしまぁ、その方面が得意な人もいるわけでして、例えばジェットコースターで前の席に座った5コ下の後輩は余裕のよっちゃん。後ろで悲惨な顔をしながら手すりにしがみついている私を振り返りつつ、「蛙さんのそんな凄い顔は初めてみました」とかなんとか落下中に言っているわけです。スイマセン敵いませんですはい。私は返事すらできなかったよ……。

 おかげさまで、帰りの電車や飛行機でも、突然加速度が増すんじゃないかと無意識にビビッていました。まったく、気が付いたら踏ん張ってるんだもんなぁ。



 それと、毎年恒例の発表会にも出席しました。残念ながら今年は一位は取れませんでしたが、3週間で組んだパッケージとしては高評価をいただけた方だと思います。
 今までは準備期間の長さ(要するにつぎ込んだリソースの量)によって真の実力(仕事率みたいな)が覆い隠されている節がありましたが、それがなくなればこんなものです。要改善だ。

 もっとも、夢中になれていた数日間(実質)はとてもエキサイティングでした。夢中になっているときはもちろん楽しかったですし、一歩引いて眺めてみた夢中な自分というのも、また自分基準ではポジティブな存在でした。平生、その逆があまりに多いからかもしれませんけどね。

 ちなみに、これまた恒例のタイトルスライドは以下のように。


 それとあれです。今回の大いなる収穫の一つは、私の研究を引き継いだ後輩がプロデューサー歴8年のアイマスファンだったということ。私自身はアイマスに詳しくないですが、仲間にオタクがいるのは心強いものです。
 そう、大学での先輩・同輩・後輩は皆頼れる男たちであり、また広義にはオタクと呼んで良いこだわり派ばかりでしたので。

No.551|バイオ研もろもろComment(2)Trackback

計算する機械たちへ

2014/06/18(Wed)23:49

このブログで初めての宣伝?です。


 明日から、東京理科大学の近代科学資料館でアナログ計算機の企画展が始まります!

企画展のページ
  
 いやその、大学で宣伝しても誰も行ってくれる気配がないもので……。
   
 実は、この展示には私も協力させていただきました。市井のアナログ計算機ファンとしては嬉しい限りです。
 こんな展示(失礼)、一生にそう何度もあるもんじゃないでしょうから、お暇な方も、現実逃避したい方も、是非、足を運ばれてみてください。
  
 
 ちなみに私が関わったのは、企画展示室の奥にある「連立方程式を解く機械」です。

 作りました。てへ。
  
 この種の機械で歴史的価値があるのは国立科学博物館の九元連立方程式求解機なのですが、大きすぎて(重すぎて?)持ち込むことができないため、私の機械が白羽の矢を頂戴した次第です。

 展示当日は資料館のスタッフの方が解説されたり、実際に動かしてくださったりすると思います。ご興味がおありでしたらこちらもご覧になっていただければ。
  
 最後に、近代科学資料館のスタッフの皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げます。今回は大変お世話になりました(なってます)。
 企画展のご成功をお祈りしております。

No.550|バイオ研もろもろComment(3)Trackback