昨日、大学の環境安全衛生講習会に出席しました。この講習会は毎年四月に開催されるもので、これに出席して学内e-ラーニングのパスワードをいただき、そのe-ラーニングを受講しないと研究室からごみを出せません。そのため、学内の各研究室は最低1名を送り込むことになります。私の場合は2010年、2012年に出席しておりまして、今回が実に3回目です。
この講習会、最初に出席した
2010年度のものがあまりに酷かったので個人的にマークしていたのですが、まあ、今年も駄目な感じでしたね。
まず気になったのは配布された手引書の中身。
見ると、図のところどころに別の色でハイライトされた枠があるのですが、どういう意図でハイライトされているのかわかりません。複数ページに同じ内容の枠があってもそれぞれハイライトされていたり、されていなかったりしました。
まぁ一般的に言ってハイライトは強調ですから、「ここは気を付けて」という意図だと推測できますが、ちょっと不親切です。せめてそれが、今年になって変わった部分、だったりすればまだ判るのですが、講習を聞く限りそういうわけでもないという。そんなわけでしたので、講習後に講師(当該部署の職員)の方に聞いてみました。すると、
「ああ、逆になってますねえ……」
……冴えないお返事。
次。講習はスライド資料を見せながら行うのですが、
「あぁ、ここは去年と一緒なので飛ばします」
ちょっとあんさん、「新任教員(特任含む)は必ず出席してください」って言ってたじゃないですか。そういう初見の人を相手に、去年と同じ内容を端折っちゃダメでしょうが。
何のために講習会を開いてるのか判ってんのかコラ。
流石に酷いと思ったので、先の質問をした後に聞いてみました。
蛙:「お時間が押していたというのはあると思いますけど、去年と同じです、って言ってスライドを飛ばしてしまったら、今年初めて聞く人には伝わらないですよね?それは良くないと思うのですが」
「そうですね。その通りです」
ちなみに時間が押していたのは事実ですが、その割には、廃棄されたごみがどこでどう処分されているのか(うちのキャンパスだったら東京の大田区の処分場で、そこが動いていない日はどこで……という話と、処分場の航空写真、トラックからごみを下ろしている写真など)を説明しているのですから突っ込みたくもなります。小学校の社会科見学じゃないですからね。グーグルアースで云々なんて、本当にどうでもいいのです。ましてや、若洲の処理工場の隣がキャンプ場だなんて、そんな情報は求めていません。
そして最後。講習会で提示されたパスワードの間違い。
ほんとにもう、確認しとけよ、って話ですね。
スライドには他にいくつも誤字がありましたが、配布用パスワードの誤植とは良い度胸です。大体それ、貴方たちが決めたんですよね?
何と言いますか、講習会全体を通して、この人たちは自分の仕事に飽きているように思われました。去年と違う内容にしようとするせいで、肝心の目的が達成されていないというのは、まさに本末転倒。2010年度の惨状と比べても、その哲学は全く変わっていないように見えます。(担当者が変わっていません。)
そして、何より酷いのは、この体たらくの資料類が誰にも修正されずに表に出てきているということです。可哀そうに、この部署には仕事の目的を最後まで覚えていられる人がいないのでしょう。
失礼な言い方になりますが、彼らを他山の石として、自分はちゃんとしなきゃなぁと強く思った次第です。