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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/13(Thu)03:04

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燕雀いずくんぞ

2010/04/26(Mon)23:48

 大学人というのは多かれ少なかれ浮世離れしているもので,かつある程度のそれは自らの小宇宙を作り上げるためにも許容されるべきである,とは私も思いますが,今日の安全衛生講習会は私ら学生の浮遊感を遥かに超えていました.

 このご時世,試薬にしても機械にしても無法地帯というのは論外なわけで,安全衛生が取り沙汰されるのはまあ当然です.そういうことで,私達の大学には総合安全管理センターなる組織が存在し,今日はそこの方々によるオムニバス形式の講習会だったわけですが.

 一人目,法律と規則の話.
「…時間がないので今日はイントロダクションしかできませんが,まず私の自己紹介から…」
 自己紹介かよ.
 会場となったホールは全学的に集めた各研究室の代表者で一杯.軽い失笑.

 四人目,一般廃棄物の話.ちなみに教授の秘書さん,ドクターさん,私はこれを聞きに来たようなものでした.会場受け付けでは事前に遠隔回答用のデジタル端末が配られていましたが.
「今日はちょっとアンケートみたいなことをやろうと思います」
 ほうほう.
聴衆「電池が切れてます」
「ああ,そういうのもあります」
~中略~
「今170個くらいですか.200個くらい配ったのでこれくらいかな」
 おい.
 で,事業系一般廃棄物に関するクイズが10問出され,4or5択の中から正しいと思った選択肢を押したわけです.選択肢に面白いのがあるのはまあ仕方ない.
 クイズ終了.
「…こういう面白いものがあるんで,皆さん是非使ってください.使いたいという要望があればお貸しします」
 クイズの答えはどうした.
「あまり使わないと,電池が切れてるかどうか分からないですから」
 おいこら.なんだそれは.

 会場は大きく失笑.

聴衆「答え合わせしないのかよ」
 結局しませんでした.馬鹿な.
 そして前半終了.
司会「さて,それでは皆さん眠気も覚めてきたと思いますが,ここで休憩にしたいと思います」
 それはどうなんですか.

 酷うございました.どうも講師の先生方から,去年と違うことをしなければいけないという気概が見え隠れしていたように思います.が,そんなところでチャレンジングにならなくていいですから.

 で,後半最後の質疑応答で大学側のシステム煩雑化や不手際に業を煮やした一人の先生が怒りだしてしまったんですね.学者らしく理路整然と糾弾するなら良かったのですが,センターの人達に向かって「あなたたちに一流の研究者はいるんですか」などと言いだしてしまって空気が悪化.もっとちゃんと論理を組み立てれば聴衆の英雄に成れたでしょうに,これでは話が進みません.センター陣も,センター長がいないとかでしどろもどろになってしまい,後味の悪さだけが残ったという.
 もっと直接,「システム導入の意志決定に自分達を参加させろ」とか「現行システムの徹底と新規システムの構築とどちらが負担が少ないか考えましょうよ」とか,言えないものかなぁと,学生の分際で思ってしまうのは生意気でしょうか.




 
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No.259|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()

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