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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/12(Wed)19:07

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修正良い男線図

2013/07/25(Thu)01:36

自宅トイレのユカタヤマシログモは健在で、さっきも足元をうろうろしていました。天井近くにいてくれれば安泰なのですが、床にいると踏みそうで気を使います。また、自室では掃除機の代わりに粘着ローラーを多用しているのですが、いつそれで轢き殺してしまわないか気が気じゃありませんね。

 ……という、トイレ掃除をさぼる言い訳。
 あいや、一応掃除はしてますよ、流石に。


 話は変わりますが、今日は、8月後半に行く国際学会の事務局から立て続けにメールが来て焦りました。もともと昨日の夜に「○○さん(教授)のRegistration formに写真が無いから、それを貼り込んで送って頂戴。それと論文のReferenceの書式に不備があるから直してね」(希望的意訳)というメールをもらっていたのですが、それに加えて次々に要求がやってきます。

「Registrationのときは学会に出席するって書いてたけど、ちゃんと来るよね?変わってないよね?出来る限り早く返事を頂戴」

「君のRegistration formに写真が貼られてないから、すぐ貼って送って」

 これ、最初の指摘は正しかった(私たちの側のミスだった)のですが、それ以外は事情がよくわからんのですよね。
 予定は変わってないか確認、なんて、そういう手続きは告知されていませんし、Registration時の申告を使うのが普通(というかそれがRegistration)だと思うんですが……。


 それにしてもこういった手続き、私たちの側はちょっと緊張するだけで済みますが、学会事務局はエラい大変じゃないかと思うんですよ。私一人ですらメール3往復ですから、全トラブルに対しては膨大な数のやりとりを捌かなくてはいけないはずです。(え、普通はそんなに問題を起こさない、ですか?)

 「学会の幹事、ホスト校になると忙しくて大変だ」という話はしばしば聞きますが、そりゃそうだよねとあらためて思いました。

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No.519|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

リサーチの足を引っ張る

2013/07/21(Sun)00:20

とある企業さんとの共同研究にRAとして参加しています。私のタスクは簡単な(筈の)有限要素解析です。
 が、考えてみると、相手先の企業にも解析部隊はいると思うんですよね。まぁ、企業の研究部署ではもっと実用に近い部分をやるということにしているのかもしれませんが。あるいは、学生にバイトの口を与えてやろうという教授の親心か。

 その解析ですが、今日は最後のファイル保存でメッシュデータが壊れました。どうも保存と同時にデータの要素部分が何かに上書きされてしまったようで、メッシュが穴だらけに。大した規模の解析ではないので1からやり直しても良いのですが、とりあえずイヤになったので帰宅しました。まだほとんど確認作業をしていませんが、なんとなくソフトのバグっぽいんですよね……。


 こういうことをやっているうちに8月が迫ってくる、というのがきつい。

No.518|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

天才型教授の足跡

2013/07/17(Wed)00:18

研究室合同(というより単に有志)で行っている教科書輪読会というのがあるのですが、今日はその区切りで、新しい教科書を読み始める日でした。今まで使っていた解析力学の教科書が抽象的すぎて、実学との関連を見出せないとのことで今日からは機構学の教科書です。

 しかし、助教さんのおすすめ(好みともいう)で選んだ資料の難しいこと。500ページもあるのに、今日消化したのは2ページですよ。しかも機構の話が始まるのは319ページからじゃん!

 いやぁヤバいですね。この資料、うちの大学の元教授(今は名誉教授になられたのかな)が書かれたものなのですが、何が強烈って、剛体運動の前が特殊相対性理論だというのが強烈です。いったいどこから説明する気なのか。
 もちろん、その前には数学的準備として四元数やリー群、テンソル代数と微分形式なんかの説明が並んでいます。……き、機構学の資料じゃないんですか……。

 抽象数学に強かった先生の著作だけに薄々わかってはいましたが(私はこの先生から機構の運動学を教わりました。)、まさかこれほどとは思っていませんでした。これを週1の輪読会で、って、読み終わるかどうかの前に、機構学まで辿り着くんでしょうかね。うわぁ。

No.517|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

喜びを切り取るのが難しいからこそ

2013/07/16(Tue)02:03

 昼に放送されていたNHK大学ロボコンを拝見しました。


 一応私もアンテナは張っていますので、結果自体は知っています。しかしまあ、それにしても金工大”飛翔”、優勝おめでとうございます。最後の決勝、プレッシャーのかかった場面で完璧に成功させるところが金工大のチームカラーであり、強みなのだと思います。


 大会を通してみると、タイム的に2強だった金工大と東大で決勝というのが良かったですね。期待された通りのベストバウトで、この1試合に今年のルールの魅力が詰まっていたんじゃないかと思います。特に、タッチの差で後塵を拝した東大”RoboTech”の苗木が、それでもピタリと着地したところなどは鳥肌です。敗れはしましたが、素晴らしいロボットでした。


 関係者の皆さん、お疲れ様でした。




 さて、そんな大会の様子を放映した番組について。番組があるたびに似たような事を書いている気もしますが、NHKが試合中のネガティブな感動を強調するようになって久しいです。今回もその例に漏れず、公式アカウントは、



とつぶやいていました。(まぁ、視聴者の涙を誘うものがネガティブな要因だけとは限りませんが。)

 確かに、ロボコンの魅力を1時間で伝えるのはとても難しいことでしょう。一般の視聴者にそれを伝えるためには、強い情動が最も効率が良いということも想像できます。ですから、感動の類をうまく切り取って放送するようになるのはある意味では仕方ありません。


 ただ、ただですね、そこで試合に負けた時の情動を映すというのは、私は違うと思うのです。試合で負けて悔しいのは当然で、そこで情動が強まるのも当たり前です。私も元参加者として、敗退の思い出はちゃんと持っています。ですが、そこにロボコンの面白さ、魅力が最も詰まっているかと言えば、そんなはずはないと私は言いたい。

 端的に言えば、ロボコンの魅力とはもっとポジティブなものでしょう。大半の参加者は、勝つために、あるいは会場を沸かせるために、あるいは昔からやってみたかったことを今こそ実現するために、といったポジティブな情動をもってロボットを設計し、製作してきたはずです。そして、その日々の中で積み重ねてきた小さな成功や幸運、満足などが、ロボコンを行っている中での最も大きな原動力ではないでしょうか。失敗に気付けば成功するまで改良し、設計の偶然の一致に神仏の存在を感じ、一部でもうまく動けば祝杯を挙げる。ちょっと偏った表現ですが、最初に抱いた大きな夢と、こうした小さな成功の組み合わせに、私はロボコンの魅力があると考えています。


 ただ、それって映像化しにくいのですよね。


 そこでどうするか。彼らのロボットをちゃんと見せれば良いと思うわけです。なぜって、最初に立てた大きな目標と、その後の小さな成功の集積が彼らのロボットに他ならないのですから。
 選手に訊けば、そのロボットのアピールポイントや失敗談&解決談がいくらでも出てくるはずです。だから番組では、それをもっと紹介すれば良い。一瞬でも、ちゃんとロボットを大写しにして雄姿を見せれば良い。それが、ロボコンの魅力を最も雄弁に示しているということに、NHKには是非気付いてほしい。


 例えば、今日の番組にもあった『予選敗退チームの紹介』は、「独創的なアイデアと高い技術力をもったチームが会場を沸かせてくれました」といったナレーションで始めて、音声でロボットの特徴を語りながら試合中の映像を流せば、もっとずっとロボットが格好良く見えるはずなのです(今日の番組で出てきたロボットが格好悪いと言っているわけではありませんよ、もちろん。)。



 それにですね、往々にして、負けたときの記憶ってあんまり思い出したいものじゃないわけですよ。これは個人的な感情ですが、少なくとも自分は、負けて悔しがっている自分なんかより、自分たちのロボットの方を見て欲しいとずっと思っていました。だってそっちの方にこそ、ロボコンの魅力が詰まっていたから。

 ところが、番組編集側はその強い情動にやたらと着目して、泣ける番組を作ろうとする。間にロボットがいることを軽視して人間の情動に帰結させたうえに、そこで伝える情動は涙に関わるものばかり。それって、あまりに感性が貧困だと思いませんか?

 私としては、あの場にいる人たちは皆残らずロボコンを楽しんでいるのに、その喜びを涙を通してしか分かち合えないなんて寂し過ぎると思うんですよ。


p.s. 冷静になって読み返してみると、何と闘ってるんだという感じもありますね……。
まぁ、ひとまずは、それも含めての日記ということにさせていただこうと思います。

No.516|ロボコン観戦Comment(0)Trackback

遥かな尾瀬は意外と近いが

2013/07/14(Sun)01:12

実は、金曜日25:00東京駅集合からの日帰りという強攻尾瀬ツアーに行ってきました。面子は私を含む高専時代の同期7人。首謀者だった友人がレンタカーの手配から行き帰りの運転まで務めてくれました。

 結論から言うと、とても疲れましたね。勿論面白かったですけれども。

 具体的には、朝6時前に尾瀬ハイキングの起点となる鳩待峠を出発したのですが、天候はあいにくの小雨。滑らないよう足元に気をつけながらの下り3kmで、早速MPを大消耗しました。
 また、尾瀬ヶ原に着いたら着いたで湿原植物に足元を撫でられて(特にミズバショウの葉に乗っている水滴の量がすごい)靴やズボンがぐっしょり。そのまま都合7kmほど木道をうろうろしてから鳩待峠に戻ることにしたのですが、行きに下ってきたハイキングコースを前にしてすでに膝が抜けそうな有様でした。そのうえ天気がアレなので微妙に肌寒いし。
 まあもちろん、最終的には峠まで登れたわけですが、ここでHPもだいぶ減らした気がします。

 ……と、ここまで来てもまだ午前10時でした。そこで一行は片品村で温泉に浸かり、いろは坂を抜けて日光へ。このときコンビニの駐車場で休憩をとったのですが、運転手は直前の道程の記憶が無いとか言っていました。まじか。

 しかし、夜討ち朝駆けで時間的余裕に酔っている一団です。さらに日光有料道路から東北自動車道を南進して久喜へ向かい、カラオケ2時間→焼肉、まで行ってしまいました。


 尾瀬まで運転手を寝かせないよう話し続けていたことを考えると睡眠時間は1時間くらいですから、それで尾瀬ハイキングというのは研究室合宿(大抵スライド製作で徹夜→現地、という流れ)並みに過酷でした。
 こういう無茶を、できるだけ長く楽しみたいものですね。

No.515|バイオ研もろもろComment(0)Trackback