研究室合同(というより単に有志)で行っている教科書輪読会というのがあるのですが、今日はその区切りで、新しい教科書を読み始める日でした。今まで使っていた解析力学の教科書が抽象的すぎて、実学との関連を見出せないとのことで今日からは機構学の教科書です。
しかし、助教さんのおすすめ(好みともいう)で選んだ資料の難しいこと。500ページもあるのに、今日消化したのは2ページですよ。しかも機構の話が始まるのは319ページからじゃん!
いやぁヤバいですね。この資料、うちの大学の元教授(今は名誉教授になられたのかな)が書かれたものなのですが、何が強烈って、剛体運動の前が特殊相対性理論だというのが強烈です。いったいどこから説明する気なのか。
もちろん、その前には数学的準備として四元数やリー群、テンソル代数と微分形式なんかの説明が並んでいます。……き、機構学の資料じゃないんですか……。
抽象数学に強かった先生の著作だけに薄々わかってはいましたが(私はこの先生から機構の運動学を教わりました。)、まさかこれほどとは思っていませんでした。これを週1の輪読会で、って、読み終わるかどうかの前に、機構学まで辿り着くんでしょうかね。うわぁ。
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