研究室のNCフライス(彫刻名人、システムクリエイト)による加工で指定の精度を出せるよう、実験をしようとしています。先週来の修羅場ではこの機械に散々世話になったのですが、その際最も気を使ったのが図面と実物との差、いわゆる削り残しの量でした。定性的な傾向は予想できるので加工ファイル作成時に「これくらいかなぁ」と思って入力してやるわけですが、やはり定量的に把握できていないと不安で仕方がありません。今回はおおむね成功を見ましたが、はめ合いが緩すぎる箇所も散見されました。明確な基準、形式知になっていないことにはこの先同じことを繰り返す自信があります(おい)。
というわけで、現在は何を因子とし、それらをどのように変化させて最終的な削り残しとの関係を見るか、ということを検討しています。いわゆる実験計画ですが、考えていると下手に実験回数を減らすよりも、欲しい結果の方を限定してやって、その分網羅的に実験したほうが良いんじゃないかとも思えてきます。応答曲面推定やそのための複合計画などにもチャレンジしたいところですが、どうなることやら。
と、このように書くと本来の研究はやらないでいいのか疑問になりそうなところですが、実は研究室のマイPCが17日からブルースクリーンを出していて、まともに起動してくれません。唯一修復、起動できたときにバックアップをとったためになんとか心穏やかでいられるものの、まったく仕事にならない日々が続いています。ま、先週は研究そっちのけで部品を加工していたんですが。
一応ブルースクリーンの情報とWEB検索からそれらしい解決策を探して講じてみたのですが、結果は失敗。セーフモードでの起動もできず、復元しようにも復元ポイントの日時にはすでにBSODになっていたという詰みっぷりで手の打ちようがありません。案の定復元してもだめだったし……。
そんなわけで教授に頼んでPCを新調してもらうことになりました。いやまあ、このPCはいろいろ問題含みだったのでそろそろ退役でも良いかなぁと。(具体的にはBIOS初期化が頻発したりHDDが壊れたりネットから突然切断されたりしました。)
要するに上のNCフライスの活動は、研究ができないなら技官まがいの仕事でもして研究室に貢献しろという、そういうことなのですね。M2さんから頂戴した言葉ですが、まさに夏の自由研究。……ただそれでAM2:00帰宅はどうなのか。
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