うん。今日はいい仕事をした気がする。
研究室のNCフライスでPOM、PC、ジュラルミン(A2017)の加工条件を探索していました。結果、POMとPCで先週までの2倍、A2017で1.9倍の加工速度に至りました。特にA2017は切断面の性状も従来より良好です。POMとPCは溶けてワークに残る切り屑が大幅に減りました。
条件探索はまずWEB上のいくつかの情報から1刃あたりの送りと切削速度を定め、それらを目安にして行いました。熱可塑性樹脂とアルミ合金を扱っているので、両者の数値の関係性も利用しています。もちろん、とても簡易なものですが。
いや正直な話、面性状と加工速度はトレードオフなんだろうと思っていました。ところが違うんですね。前があまりにいい加減だったこともあって、どっちも改善するという。まじめにやってみるものです。
欲を言えばPOMとPCについて面性状で評価する場合も追い込んでみたいところですが、それはまたの機会に回しましょう。また、先週挑戦して跳ね返されたUHMWPEの加工条件もおいおい探していきます。
さて、それで一応加工条件を整理したら次は精度管理なわけですが、こっちはちゃんと頭を使って攻めないと無理そうなんですよね。明日頑張ります。
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