今日の昼間はM1さんの学会原稿を修正していました。
どうしてこんなことになったかというと、締切が今日で、かつ本人がインターンシップに行ってしまっているからです。もちろん当の本人もそのつもりで原稿を準備していたわけですが、火事は最初の五分間、学会原稿は最後の五時間、ということで。
なにぶん本人が居ませんでしたので、体裁が合っているか、学会配布のテンプレートに沿っているか、を中心にチェックしました。
が、ここで厄介だったのが学会配布のテンプレートファイルでした。Wordの.docファイルだったのですが、これが表題から参考文献まで一切スタイルを分けておらず、まったくのノンスタイル。フォントだけ変えて外見を整えてあるという代物でした。
当然ながら、それをもとにしてベタ打ちで書けば原稿はカオスなことになります。そのうえ、使いもしない明朝系フォントがテンプレートに混ざっていたせいで、本文中に複数の明朝系フォントが入り乱れてしまっていました。
いやぁ、ちょっとこれは。
テンプレートを作成してくださるのはありがたいのですが、やるならもうちょっとマシな構造にしてもらわないとみんなが困ってしまいます。
大体、原稿を書く方もそうですが、より心を痛めるのは冊子形式の予稿集を編集する&読む人でしょう。今回は、テンプレートの造りが微妙なのと体裁に関する指示が少ないのとで原稿の見た目がかなりばらつくと思うのですが(まぁ、今回より良いテンプレートが配布されていてもやはりばらつくものですが。)、それは予稿集のクオリティに対して明らかなマイナスになってしまいます。
もちろん多くの方は予稿の内容で学会の質を判断するでしょうが、その判断材料の中に”体裁の統一感”が含まれていないとは言い切れません。なので、何もわざわざダメアピールをしなくてもいいんじゃないかなぁと思うんですよね。
もっとも、私もまた結果的にまちまちな体裁の原稿を作っている者の一人なわけで、「それはてめぇ、まずは自分の胸に聞けよ」ということにもなるのですが。
……すみません気を付けます。
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