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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/02(Sun)14:25

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ザトウムシの手記

2013/03/10(Sun)01:16

 東工大の広瀬茂男先生の最終講義に伺ってきました。最終講義、と名前はついていますが、講演だけでなく、過去に広瀬先生が携わったロボットをかき集めてできる限りすべて動かそうという一大イベントです。古いものでは、東大で教鞭をふるっておられる生田先生の博士課程時代のロボットもあり、しかもちゃんと動いていました。

 広瀬研究室に限ったことではありませんが、大学においてまじめに開発研究されたロボットを見るのは意義深いものです。大学は(とりわけロボット分野の人々は)基本的にオープンですから、聞けば大体詳しく教えてもらえます。大学の存在意義という点で言えば、そうやって成果をアピールするのが重要なわけですから、知りたい人と教えたい人とでwin&winですね。
 また、アカデミーにおけるロボット開発では、作って・問題点を見つけて・改良して、というサイクルの中で前作の何を問題視してどう改良したのか、という点が成果として重要になってきます。それはたとえ前作に顕著なマイナスポイントが見当たらなかったとしてもですが、それだけに、このプロセスには研究者の思考が如実に出るものでしょう。個人的には、ここが非常に興味深いと思うのです。そして、とても役に立つ、とも。優れた研究者(ここでの”研究者”には学生を含みます。日本の大学でロボットを扱えば、大抵の場合、担当学生がそのロボットに最も詳しいわけですから。)の思索を横から覗き見ることは新しい視点を与えてくれます。

 今回もいろいろな解説を拝聴することができ、頭が耕される思いがしました。いやほんと、恥ずかしながら、定期的にこうやってポジティブな成分を摂取していないと自己融解を起こしてしまいそうです。精進精進。
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No.502|バイオ研もろもろComment(0)Trackback

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