ハンドヘルドのデータロガーで新しいのを買う,買わないという話が研究室で上がっていて,レンタルしたそれの操作感をチェックしています.
今あるキーエンスのNR-2000という機種はサンプリングレートが速くて画面が大きく操作性も悪くない,結構な名機だと思うのですが,メモリ容量が少ないのが難.媒体はCFなのですが,どうもGbyte単位のCFには対応しないらしく,現状では32Mという前時代的な(失礼)ものを挿して使っています.
なので折角のサンプリングレートが全く生きない.
一方今試しているエヌエフのEZ-7510は40Gのハードディスク内蔵.確かに申し分ありません.ただ,現場に持ち込むデータロガーでハードディスクってのはやはりちょっと心配かなぁ,と思うのですよね.データを採ったらすぐPCに移せばいいだけのこととはいえ,手元で回転音を感じるのは精神衛生上ちとよろしくない.
あと,同じ信号を複数チャンネルに入力して入力レンジの0.2%の違いが出たんですが,これは普通なんでしょうかね.
まあでも,今のところ文句はこの程度なので,きっと購入する運びになるでしょう.エヌエフさんは御安心を.
と,いうわけで,今の携帯音楽プレーヤーのような比較的大きな内蔵フラッシュメモリを持った高速データロガーがあったら売れると思うんですよ.手持ち機器でフラッシュメモリの軽さが生きるのは自明ですし,耐衝撃性なんかもHDDより遥かにいいはず.しかも16Gとか32GとかだったらHDDより安くもできるじゃないですか.
民生用機器のように,しょっちゅうモデルチェンジするわけにはいかないというのはわかりますが,代謝が遅いことを実感します.
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