デスクライトには、小学校入学以来の相棒としてヤマギワ&林原生物化学研究所のバイオライト(bio lite60)を使っているのですが、このバイオライトシリーズが廃止されている事実を今日知りました。製品が消えるような技術革新は起きにくい分野ですから、一定のブランド力を得ればずっと続くと思っていたのですがそうもいかないのですね。大方、林原側(H+Bライフサイエンスという企業です)の整理のあおりを食ったのでしょう。
付け加えれば、ヤマギワにもっと企業体力があれば、ブランドを残して手元で引き継げたのかもしれません。
まあ、なんにせよ固定ファンのついているブランドがひと時消えてしまうのは事実なので、照明業界は惜しいことをしたのではないかと思います。
で、ここからはますますド素人の私見になりますが、日本のコンシューマ向け光産業って他の家電に比べると妙に脆弱な気がするんですよね。林原にせよ、「バイオライトを超えた」としているジェントライトのメーカーにせよ、事業規模で言えば小さなものです。(林原は総体としては結構大きかったはずですが、なにせ様々な分野に手を出していましたので。)そこそこ知名度の高いツインバードですら、家電メーカーの中では決して大きくないですし。
また、大手電機メーカーが進出している電球・蛍光管でも、カテゴリーで一番明るい製品は大手のものではなかったりしますから似たようなものです。無論、有名どころだから良いという話ではありませんが、他の家電業界と比べた時にちょっと違和感があるというか。
どうも、それらの企業は、発光体を作る技術に強い(電球メーカー)・ライトアームや筐体の操作感などガワの技術に強い(山田照明など)・意匠に強い(ヤマギワなど)、の三勢力からなっているように見えるので、体力と開発力のある大型電機企業なら丸のみできてしまいそうなんですよね。もちろん、それぞれの企業がどれだけ特許で守っているか、という話もあるのでしょうが。
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