台風も来ているし,と思って研究室に泊っておりました.なんだかんだ言って研究室に泊ったほうが睡眠時間を長くとれるとかで久し振りに2泊してきました.
そういうわけで3日間ずっと有限要素解析のモデルを作ったりソルバーに投げたりしていたのですが,なにぶん始めたばかりなものでソフトウェアのコマンドリファレンスやユーザーガイドを読んでいる時間が大半.そのうえ解析対象の物性についても基本的なところからお勉強しなければならず,2日目の1時くらいにようやっとソフトの仕様に合う形のパラメータが決まった,みたいなチンタラ進行でした.
そして今日,ソフトウェアベンダーに送った質問への回答で件の材料モデルでは解析できんのよ,とのご指摘が.
なまじ目的の解析が基礎的(割とどこでもやっているようなこと)なだけに,この遠回り感には納得しがたいものがあります.当該ソフトのノウハウが研究室に無いのが原因と言えばそれまでなんですが,日単位の作業の是非がソフトの仕様みたいなものに帰着するのはそれ使用者の責任なん?というか.
そもそもソフトウェアみたいなシステマチックな人工物を理解するにあたって,システムとは無縁に近い暗中模索の手探りをしなければならないってのは納まりが悪い.多分,知りたい項目についての説明に知らない用語が使われていて,みたいなものが延々と入れ子になっていて途中で何が知りたかったのかわからなくなってしまったり,悪い時にはその入れ子が途切れていたりするのがいけないんでしょうね.
ごめんなさいただのクレーマーになってしまいました.
まあしかしそういうソフトウェアを使いこなしている人はあれこれ手探りを繰り返してきたから使えているのでしょうし,手足の如く使いこなせるようになったら楽しかろうなとは思いますけど.努力の仕方の問題なんですかね.
PR