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2025/03/18(Tue)07:35
ポリシーは「ものに優しく」。 人畜無害で善良な変質者を目指します。 って、なにそれ?
2025/03/18(Tue)07:35
2011/01/26(Wed)03:49
最近、統計処理のさわりをやったり論文の書き方的なページを見たりして、だいぶ冷やかに自分の研究を見つめることができるようになりました。
今やっている研究は、小さなプロジェクトを複数積み重ねて結果を議論するタイプなのですが、それには”~~を見つけた”、”~~ができた”といったプリミティブな喜びはあまりありません。必要になれば何かを作ることはありますが、”~~がわかった”というのが結果になるので、その過程で何か物を作ったとしても(本人に達成感はありますが)、それ自体が評価されることは普通ないですしね。だから大学人には自分で工作機械を動かす人が少ないのかもしれません。
また、一つのプロジェクトの規模が小さいことには、わりと短いスパンで結果が出て飽きないという良さがありますが、当然長いスパンで取り組んだ場合に比べたら感動は小さくなります。それと、これは私が根性無しだからというのもありますが、何か一つの分野で行き詰ったときに他のアプローチに容易に逃げられてしまうんですね。しかも後で思い出したようにやり直そうとするせいで同じことを何度も繰り返し効率が悪いことこの上ない。自分でもただ食い散らかしているばかりと感じます。
加えて、なんとか論文の体裁は整えなければいけないので結果を議論するわけですが、ろくに有意でもない相関係数をとらえて”可能性がある”などと言っていると最早何が成果なのかわかりません。もともと明確な成果が表れるような目標設定をしていなかったということも災いして、考察を書けば書くだけ中身が空なのが目立つというね。
No.347|バイオ研もろもろ|Comment(0)|Trackback()
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