国際学会でベトナムに来ています。
学会にはコーヒーブレイクの時間というのがありまして、ベトナムらしくベトナムコーヒーがふるまわれました。
私はこれ結構好きなんですけど、同行の教授や学生には不評なんですよね。とにかく甘くて、マックスコーヒーを温めたような、紅茶でいえば午後の紅茶のような、ああいう砂糖過剰の甘さがあります。口当たりはチャイにも似ているかもしれません。
繰り返しますが、私は好きです。
が、学生も教授も、「いや自分はこれは」、「蛙先生は甘党だからね」と言います。(周りは辛党ばかりです。)
いろいろ話をしてみると、どうもこれは、そもそもがコーヒー好きであるか否かの問題であるようでした。日ごろコーヒーを飲まない(胃腸に響くので……)私は、ベトナムコーヒーをそれ単体で捉えていますが、コーヒー好きは普段の苦い飲み物と比較して、「こんなものはコーヒーじゃない」となるそうです。
さて、話は変わって学会ですが、今日は善行を積めたと思います。
今日の最終セッション、同室の最終発表者がチェアマンからの呼び出しに気付かず、見落とされそうになっていたことに気付きました。
チェアマンが「発表者がいないようなのでお開きにします(意訳)」と言った後に、妙にそわそわしている学生に声をかけると彼がその発表者だとのこと。
蛙:”Do you know them?”
学生:"Me."
帰り支度を始めていたチェアマンを呼び、無事に講演と相成りました。
見落とされそうになっていた彼は、指導教員が来ていなかったので言いだす人がいなかったのでした。
自画自賛のファインプレー。自分の発表なんてそっちのけです。
あーいや、自分の発表は例によってアラが目立ちましたけどね。特に質疑応答では。
そういうところは懺悔が必要なんですが、まぁそれは個人的に後ほど。
なにしろ甘党は性格も甘いことが統計的に知られていますので、ここは他人にも自分にも優しい一日だった、ということで。
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甘党スイートルーム
2015/11/26(Thu)16:20
辛党でもあり甘党でもあり酸党(?)でもあるのって,もしかして珍しいんですかね.
コーヒーについては自分上記のとおりなのですが,
一部地域では普通であるらしい「麦茶+砂糖」って個人的にはあまり飲みたくない代物なので,
麦茶に例えたらベトナムコーヒーを不評に思う方々の気持ち分かる気がしました.
自分は「ブラックコーヒー」と「甘いコーヒー」は別物として捉えてるからなぁ.
ベトナムのおみやげ話期待してます!
発表の話も!
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「チェアマン」が聞き慣れない言葉だったのでお菓子の一種かと思いました.
クイニーアマン的な……
司会者さんですね.一つ賢くなりました.
No.1|by かみかげ|
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