昼間、研究室でテレビを点けていたのですが、ちょうど流れていた地球ドラマチックが面白くてつい見入ってしまいました。
番組名は「
ある肖像画の謎 ~ダ・ヴィンチ説を追う~」。つい最近まで美術品の製作過程がどうの、画家らしさがどうのと言っていたこともあって、時期的にどんぴしゃです。
ネタバレにならない程度に紹介しますと、オークションで掘り出した1枚の肖像画がダ・ヴィンチによる作品かどうかを専門家たちが明らかにしていく、という内容。いくつもの方向からアプローチをかけることで少しずつ仮説を補強していくところは、いかにも「調べものかくあるべし」といったノリで、クライマックスはまさにドラマチックです。
次第に仮説が真実味を帯びてくるときの、あの満ち潮のような静かな昂ぶりが見ているこちらにも感じられてとても眼福でした。
こういう調査記録を見聞きすると、俄然調べものに対するモチベーションが上がってくるからいいですよね。個人的にも、初秋から調べているある機械技術者に関して、また文献漁りをしたくなってしまいました。うーん、図書館に籠っていられる時間は無いんだけどなぁ……
PR