蛙の末裔です。
先日、私が所属している研究室の比較的大きなテーマに関してキーワード検索したのですが、その中に今から21年前に若かりし日の先生(所属研究室の教授)が研究費をとった際の記録があったのです。テーマは・・・正直、今研究室でやってるテーマと名前がほとんど同じです。端的に言えば新しげな構造とアクチュエータに関することなのですが、研究室では今も、こんなアクチュエータができるんじゃないかという議論をしていますよ?実際のところこのテーマについてはかなりブランクがあるようなのですが、これはあまりにも。
というより、今の研究を拝見していて昔の記録が垣間見えることが無いんですが。どれだけ過去の資産を活用しているのでしょうか。あるいは過去の資産は役に立たなかったのでしょうか。
もちろん情報機器の進化や材料の進化によって、今だからこそ基礎解析や試作ができるのだという理屈はあります。ですが、なんかやるせなさというか、もうちょっと何とかならなかったのというか、そういう感情も少し抱きました。
何分学生は入ってきては出て行ってしまうものなだけに継続が難しいというのはありますが(これは学生のロボコンチームも同じ)、今後研究を続けさせていただくにあたっては、そういう話を意識しておかなければいけないのでしょう。要は、「新規にテーマを始めたやつは自分の代でやりつくしてしまえ!」ということです、多分。
先日は教授に、”あるテーマを始めるのはいいが、終えるときには何を考えてどうするのか”という質問をしてしまいました。生意気な学部4年で申し訳ありません。
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