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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/04(Tue)23:34

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蛹にまつわるエトセトラ

2009/02/16(Mon)21:10

 タイトルは全く無関係です。
 蛙の末裔は今日なんとか卒論にハンコを頂戴しましたが、この時期はどこの研究室も、所属学生の半分が卒業(修了)を賭けているだけあって大変そうです。やれあそこの研究室の助教さんは土日出勤で目が死んでた、とかアイツ今日はすげぇやつれてたぞ、とか。他人事じゃありませんが。

 で、この時期は学生や教員だけではなくて、得意先の企業、特に外注で加工を頼まれている企業さんもどうやら非常に大変だそうで。卒業がかかっていない人の発注は先延ばしにせざるを得ない状況らしいですし、研究室の予算によっては「もう予算があんまり残ってないからいくら以内で作って!」と頼まれたりするらしいですし。これまた私が巣食っている研究室も当事者の一部。

 多少なりとも見聞きしたことがあるのは機械加工の外注だけなのですが、学生の設計に応える企業さんはさぞかし大変に違いないとつくづく思います。私のように設計能力・製図能力が未熟という点だけではなくて、今までにない機構、制御のためのへんてこな部品を頼まれる、というような点でも。
 高専なんかでは学生が加工することもざらですから「作れるかどうか?」が設計における最大の壁になりますが、大学レベルになると精度や時間の点でかなりの部分が外注。求めるレベルが高いのももちろんですが、なまじプロに作ってもらえるおかげで設計に求められる「作りやすさ」のボーダーラインも相当下がります。ここ数日、もう卒業した先輩が作った機械を眺めていましたが、キモいなんてもんじゃないものも少なからずありました。お前作れ、って言われたら・・・無理っス。企業さんは、もう鬼が出ようが蛇が出ようが驚いたりしないのでしょうね。現に蛇は結構出てますし。


 うちの研究室について言えば、どうやら丸棒を輪軸以外の用途で使う際のチェックが甘いみたいですね。他の研究室がどうか知りませんけれど。というかこんなこと言っていいのかしら。
 丸棒って規格品が割と揃っていて、しかも旋盤加工がイメージしやすいためか、中心軸周りの回転について無頓着な設計をしがちな気がするのですよね。(←私だけですか。)
 輪軸用途ならともかく、これを梁や柱に使うと組み立てた際の機械全体の剛性に良くない影響を及ぼす部品になる、と。蛙の末裔が過去に作ったロボットなんかは(研究室で作ったものではありませんけれど)悪い例の典型です。うん、他人事じゃないわ。

 さて、そんなうちの研究室ですが、ロ技研あたりからワレコソハって人いませんか。

 ひそかに勧誘です。
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No.83|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()

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