こんな時期ですが、鋭意就職活動中です。
というのも、アカデミック職を志望する場合、次年度4月からの職は今が募集のピークだからです。つまりこれでも、決して行き遅れというわけではありません。(Dという選択肢自体が……という話は置いといて。)
当然ながら、先方にお出しする書類を揃えなければいけません。履歴書、○○の抱負、研究計画、業績まとめ、etc. この連休はひたすらそれらの書類を書いていました。
で、研究室にいると、それを見た(休日出勤の)助教さんが「だるいでしょ」的な同情をかけてくれるわけです。
ただ、ただですね。何割かの自己暗示も含めて言えば、自分はこういうのも割と嫌いじゃないな、と感じるのです。履歴書にせよ研究業績(しょぼいですが)にせよ、少なくとも嘘ではないですし、なんとかの抱負という類の書類は基本的に前向きなので書いていて気落ちはしません。そういうものに対して、「一丁やったるで」というニュアンスの気合をふるうのは、なかなかに快いことです。
大体、運よくそういう職にありついたとしたら、毎年ソレ系の書類を書いて研究費をいただかなくちゃいけないわけですしね。そりゃあまあ、今から嫌いじゃ先が思いやられるってもので。前述の助教さんも、こういうことを話したら「それはある」とおっしゃっていました。
と、そんなことを思うと同時に、一歩間違えたらいくらでも中身のない文章を生産できてしまうよなぁ、とも感じています。友人を含む、世の誠実な理系人たちがこの手のアピールを忌避するのは、こうした行いの中に悪魔の付け入る隙があると見抜いているからかもしれません。
いやぁ、自然科学が正直を美徳とする世界で良かったです。(プラス、その誠実な理系人の中に自分も含まれていることを希望!)
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