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2025/02/25(Tue)07:46
ポリシーは「ものに優しく」。 人畜無害で善良な変質者を目指します。 って、なにそれ?
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2011/04/24(Sun)03:23
その担当は私ではありませんが、研究室のテーマの一つに人体と振動の関係を扱っているものが有ります。私には内容を詳しく論じることはできませんが、例えば振動に対する感受性、なんかは扱う内容にかかっていいるはずです。
で、さっき寺田虎彦の随筆をちらちら眺めていたら、上に例として挙げたような話が載っていました。曰く、先ごろ地震研の研究で人体の振動に対する感受性について調べられたとか何とか。思わぬところから先行研究の情報が入りました。まだ当該研究の資料を探してはいませんが、担当のK氏に伝えたら喜ぶか、悔しがるか、どちらでしょう。どうってことも無いかな。
揺さぶられる対象として人体を見た場合、大きさが異なれば当然固有振動数も異なるわけですから、体格によって感受性の高い振動数は変わるものと予想されます。ですが、感じ取れるか否かという問題まで落としこまずに、揺れをどう感じるか、ということを考えた場合、幼少期と成人後では異なるのでしょうか。
ひょっとすると、一部の印象的な振動については”揺さぶられた感じ”は変わらないかもしれません。勿論、物理的な振動の様子は異なるはずですが、記憶されている振動の特徴が自身の成長によって変化しないものであれば同じ様に感じられる事でしょう。(例えば、センサ系も同時に成長する事によって、振動情報が身体的成長に関わらないようになっている、とか。)この辺は自分の研究テーマにもかかってくる話なので、頭の隅に置いておきたい事柄ではあります。
また、大人になってからでは感じる事の出来ない振動というのもあるはずです。抱っこでの揺れ、乳母車の揺れ、母胎内での揺れ、こうした振動の記憶がアップデートされることはありませんが、では何も残っていないのかというと……どこかで思い出す事が有りそうな気がしません?そういうときに「あ、あの揺れだ」と気付く事が出来たら、それはとても懐かしい気分に浸れるような気がします。それだけっちゃぁ、それだけですが。
No.377|バイオ研もろもろ|Comment(0)|Trackback()
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