今度の地震で被災した方には、心よりお見舞い申し上げます。報道とインターネットでしか事情を知ることのない東京の住民ですが、一人でも多くの方が無事であられることを祈っています。
昨日はずっと研究室にいました。さすがに震源からは離れているので、実験室(隣室)の棚から安定化電源が落ちたり、オシロスコープが落ちたり、机の上のディスプレイや書類が落ちたり、という感じの被害で済みましたが、震源に近い大学は相当の惨状なのでしょう。東北大をはじめとする諸大学もそうですが、元高専生としては仙台高専の2キャンパスの状況も気になります。
東京工業大学は当初の予定より遅れるものの今日11:15から行われるそうです。
地方から出てきてもう近くにいる、という受験生に、その律義さを讃える形で(帰るに帰れないとき大学にとにかく預かるという意味も込めて)受験機会を設けることには反対できませんが、この状況で自身のパフォーマンスを発揮できるのかどうか。やると決めた受験生の方には、地震にゃ負けぬの根性で頑張ってほしいものです。
ということになっているので、私も含め大学に籠城していた在学生達が大学から吐き出されてしまいました。この文章は自室で書いています。さしもの大学も帰宅できず行き場がない学生を強制退去させることはしないという非公式情報が流れてはきましたが、結局公式なアナウンスは12日10:52現在行われていないはずです。
今後さらに地震が起きた場合の安否確認の難しさや移動中の罹災可能性、大学生の下宿と大学建築との信頼性の比較などを考えると、学生を半強制的に(現在確認できる在学生向けの公式アナウンスは12,13日6:00~19:00に大学構内に居るな、という通知だけ)帰らせる措置が適当とはちょっと思えないのですけどねぇ。電話で担当部署に問い合わせるなんてのは回線負荷的によくないと思うので、週明け大学に行ける状況ならば入試課に事情を聴いてみようかな、とも思う次第です。
ちなみに今日後期試験を決行する大学には、首都大学東京、東京医科歯科大などがあるようですが、その判断が禍根を残さないことを祈るばかり。あと、地元宇都宮大に至っては公式HPにアナウンスが無いんですがこれは……。
PR