最近オフィスチェアが皆イケメンに見えて仕方がない蛙の末裔です。引き締まったデザインの椅子も、一見不格好なデザインの椅子も、ずっと見ていると格好良く思えてくるから不思議です。
あれですかね、自室では床に布団を敷いているのですが、そういうローアングルから見上げる形になると構造物って格好よく見えてしまうんですかね。
今日は、自室にあるamicus(Teknion社製、ガス圧昇降に不具合がある中古品を4000円で購入)というオフィスチェアのデザイナーが分かってちょっと嬉しい気分。海外のサイトで信頼性は?ですが、その記事によるとZooey Chuによるデザインだそうです。この人、国産の椅子ではPLUSのオーバルチェアやリオルガをデザインしているそうなのですが、言われてみるとamicusの座面のクッション機構はリオルガのそれと雰囲気が似ているんですよね。amicusは、勿論座面にウレタンも入っているのですが、そのウレタンクッションがハンモック状にぶら下がっているうえ、更に座面の下4点をばねで支持する複雑構造。一方リオルガはエンジンマウントに使うようなゴム製ばねで椅子の本体を4点支持。これは臭いですねぇ。
自室で座っている感想としては、amicusはクッション機構が先述のように多層的なためか着座時の圧感が複雑です。調整可能な箇所が多いのはとても良いですね。デザインにも座り心地にも軽快な印象はありませんが、好きな人は大いにはまりそうなと言いますか、味のある座り心地だと思っています。私は好きです。
そういう観点では、同じデザイナーによるオーバルチェアとも相性が良いのかもしれません。今まではその特異な曲面形状にいかがわしさを覚えていたのですが(失礼)、見直す必要がありそうです。
ちなみに、先日の日記で”岡村製作所のアドフィットに座っている”的なことを書いていましたが、白状すると自室にはオフィスチェアが2脚あるのでした。どちらを使うかはその日の気分。贅沢ですね!
結果として、体がどちらにもジャストフィットすることが無い、という利点とも欠点ともつかない影響はありますが、毎日格好いいオフィスチェアを眺められるので文句はありません。これを目の保養と言わずして、何を目の保養と言いましょう。
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