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蛙の末裔の妄創手帖

ポリシーは「ものに優しく」。
人畜無害で善良な変質者を目指します。
って、なにそれ?

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2025/02/24(Mon)07:17

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白色垂直帝国

2011/10/20(Thu)01:54

 自室にホワイトボード(中古)を導入しました。幅1m、高さ1.6mの座って書ける低いタイプですが、まるでパーティションですね。布団の敷かれた六畳の部屋には不釣り合いな存在感。
 これがあるだけで作業が進む(様に感じる)から素晴らしいです。
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No.414|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()

生のまま放置されたエビ

2011/10/16(Sun)02:12

 カレンダーを見ると、来月に締切が立て込んでいてひるみます。中身がわかっているものから早めに片付けていかないと乗り切れない雰囲気。

 世の中には「できないからやる」という人と「できるからやる」という人がいますが、どうやら私は後者の傾向が強いようです。また、努力をする為の努力、は苦手らしいということも判ってきました。なんだかきわめて駄目な感じですが、自分をうまいこと御していくにはそういうことを把握しておくのが大事ですよね。うん。

No.413|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()

熱と流体の価格

2011/10/04(Tue)23:55

 先日アメリカのステイトカレッジに行った際、当地の大学(ペンシルバニア州立大学)で使う教科書を売っている書店に行く事が出来ました。行く前から、アメリカで買い物をするなら教科書でしょ、と意気込んでいましたので、書店には都合3時間程も入り浸り。
 教科書に対する文化の違いでしょうが、アメリカの教科書はどれも高価で大きくて分厚いんですよね。知っていたつもりで行きましたが、倉庫の様な書店に並んだ値札には、少々引く思いがしました。新品だと、大体120~200$が相場でしょうか。この価格はアメリカでも高価な品物に分類される額なので、中古販売やレンタルなども整備されているわけですが、それでも中古で80%位の値段にしかなりません。そりゃあ、生半可な内容で出版する訳にはいきませんわな。これもアメリカの教科書が良いとされる理由の一つだろうなと感じました。

 さて、私はと言うと、奮発して熱流体科学の本、人間工学の本、技術史の本の三冊を買い、帰りの荷物を重くしました。買ったと言っても、熱流体と技術史の二冊は中古です。それでも90ドルと28ドル……だった筈。
 特に感動的なのが熱流体科学の本、Stephen. R. Turns著の”Thermal-Fluid Science”で、あまりの綺麗さと図解の判りやすさに、使う予定も(近日中には)無いのに購入してしまいました。いやほんとにフルカラーの図解というのは素晴らしくて、ぱっと見の印象が白黒とはまったく違います。色の次元を使える、ということの如何に大きいことか。
 また、ゆったりした行間でありながら飛躍の無い様に書かれた説明は、流石アメリカの教科書といった感じで見ていて心地良くなります。これならA4判1176ページでも持ち運びますよ、うん。

 とまぁ、絶賛とともに「自分、良い買い物した」と思っていたわけなのですが……これが日本のamazonから6000円弱で買えるというのを知ってしまったのでした。あっらぁ?アメリカのamazonだと99ドルしてましたから、為替を考慮しても妙に安いですよね。複雑だ。。。

No.412|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()

仕掛かり花火

2011/09/30(Fri)00:22

 今週中に納品と言われた部品が今日になっても現れません。
 顔を合わせるたびに教授から「大丈夫だよね」と言われ、私も「大丈夫です」と他人事のように(←それがイケナイ)唱えてきましたが、ちょっと心配になってきました。せめて準備万端で出迎えてやろうとは思っていますが、納入された部品にはまずタップを立てないといけません。タップ立ては好きですが、最近来る日も来る日もタップを立てている様な気がします。

 タップ立てが好き、と言いながら情けない話なのですが、先日までスパイラルタップとポイントタップの使い分けを知りませんでした。それを今回の加工で使い分けてみて納得。確かに、貫通穴にポイントタップ、非貫通穴にスパイラルタップというのは切粉が良く出て快適です。

 それと、かねてからスクライバ募集中であった研究室のハイトゲージが、無事スクライバと一緒になって復活しました。スクライバ、旋盤のバイトの山に隠れていました。紛らわしいんだよ。
 まあしかし、これで研究室でケガキライフを送れます。NCフライスが使えるようになってからの復活ですが、それでもめでたしめでたし。

No.411|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()

たとえ見えていても難しい

2011/09/23(Fri)22:04

 飯嶋和一の「黄金旅風」を読み終えました。相変わらず、読むには時間がかかります。
 しかし、そうやって作品に浸っていられる時間の長さこそが、この作者の作品に共通する良さであるのでしょう。検索するといくつもの書評が出てきますが、それらが異口同音に語る「描写の緻密さ」は本当に本当です。特に当時の文化風俗を偲ばせる様々な名詞の数は半端ではなく、ただ文庫本の1ページを受け取るだけでも私の思考は情報整理に奔走していました。それが600ページもあるのですから、最早。

 これで単行本化されている飯嶋和一作品で未読の物は残り3作(「汝ふたたび故郷へ帰れず」は表題作を含む複数編が一冊になっていますが)となったのですが、これらも是非に読んでみたいと思う次第です。きっとまた長くかかるに違いなく、それがまた非常に愉しみです。

No.410|バイオ研もろもろComment(0)Trackback()